聞くは一時の恥
サッカースクールでの練習後に、子どもを叱りました。
コーチが今日の練習を振り返って、大事な話をしてくれているのに、
仲間と別の話題で話をしていて、これを聞いていなかったのです。
「聞いていなかったのなら、コーチにもう一度聞いてこい」と言うと、
「いやだ」と首を振ります。
「なぜだ」と問うと「はずかしい」と小さな声で返事が…
上級生の指導をすでに始めているコーチのもとへ、
ベソをかき鼻水を垂らしながら、とぼとぼと歩み寄り、話を聞く事はできましたが、
コーチが話をしている間は、靴を気にする振りをして下を向いたままでした。
6歳の子どもですから、2週間ぶりに仲間に合い、
楽しくてはしゃいでしまうのは仕方ないでしょう。
コーチの話に集中できず聞きそびれてしまう事も、たまにはあるとは思います。
そんなことより、
聞きそびれた話を聞きにいくのを「恥ずかしい」と思う事が、許せませんでした。
家に帰って、サッカーノートに書かせました。
「きくはいっときのはじ、きかぬはいっしょうのはじ」と。
今朝、「昨日教えた言葉の意味、解るか?」と聞き直すと、
「しらべて、かいておいた」と予期せぬ返事が返ってきました。
僕が起きる前に、調べていたようです。
辞書に書かれていたままがノートには書かれていたので、「どういう意味だ?」と問うと、
「ききそびれたことをきかないでいると、いつまでもさっかーがへたなままで、はずかしい」と、
彼なりの解釈ができていました。
指導中にも関わらず、もう一度丁寧に話をしてくれたコーチは勿論、
「もうおわったかな」「いくとおこられちゃうよ」などと言いながらも、
僕に叱られている子どもの事を気にして、助け船を出してくれた子どものチームメイトにも、
また大切な事を教わったようです。
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