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2006年04月24日

「ターン」はいらない

サッポがこどもと遊んでくれた事があった。

こどもの足元にボールを蹴って転がし、「蹴ってごらん」と無言で促す。
こどもはそれを理解して、サッポにボールを蹴り返すが、上手く転がってくれない。

サッポは困ったなってな顔をして、ボールを拾いに行き、「もう一度やってごらん」と、また無言で促す。

上手に蹴る事ができたボールがサッポの足元へと転がっていくと、今度はこどもに向かって、満面の笑みでサムアップしてみせる。
これもまた無言で...

二人ともとても楽しそうだった。

やっぱり「ターン」はいらないと思う。

仲間がターンできる状況でいるのなら、ターンしやすいパスをあげればいいだけだし、仲間は、こいつがこんなパスをくれた時にはターンできるって理解できていれば済む事だ。

サッカーは確かに、コミュニケーションのスポーツで、仲間とコミュニケーションができないといいプレーができないし、いいゲームにならない。

だからといって、なんでもかんでも言葉でコミュニケーションをとればいいのか??

忘れて欲しくないのは、サッカーはボールでコミュニケーションするスポーツだという事。

ボールにメッセージを込めて仲間に渡す事で、コミュニケーションするんだ。

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