Top Page LIFE 思案中 いじめられる理由

2006年11月17日

いじめられる理由

僕も小学校のときは、いじめに遭いました。

僕がいじめに遭った理由は、つるむのが嫌いだったから。
僕は体格がよく、体力にも自信があり、事実喧嘩が強かった。
自分で喧嘩が強いと思っているから、わざわざ喧嘩をしたいとは思わなかった。
喧嘩をすれば相手が病院へ行くような事になってしまうから、それが怖かった。
喧嘩をして、親に迷惑をかけるような事は決してしたくなかった。

いわゆる「一匹狼」だったんだね。
だから、回りからは浮いていた。

僕と喧嘩をしても勝てない事がわかっているような奴らだから、
僕が喧嘩をしないって気づいていた奴らだから、
集団で陰湿ないじめをした。
みんながやれば怖くないってな感じで、誰もがいじめをしていた。

相手が集団になってしまうと、僕には手がつけられなかった。

僕に対するいじめが続いたのは、僕が決して屈しなかったから。

いじめられてすぐに泣き出してしまえば、終わっていたかもしれない。
先生や家族に話をして、騒ぎにでもなれば済んだのかもしれない。

だけど、僕は一人で、決して屈しなかった。
いじめに屈しないでいるヤツほど、いじめたくなるような卑怯者ばかりだから、そのいじめが終わる事はなかった。

人の親になった今でも、いじめをしていたって認識は無いんじゃないかな、
あいつらには...

「いじめ」ってのは、強いものが弱いものに対してするものだと思っているから。
みんなでやっている事は、「いじめ」じゃないと思っているから。

みんなと違う事がいけない事だと思っているから。
少数派は諦めなければならない世の中だから。

みんなと同じ事をしなければいけないと教えられているから。

「親に相談しろ」なんて気安く言うけど、親に相談できるぐらいなら苦労はしない。
親には心配をかけたくないから。
親をいじめの対象にしたくはないから。
大好きな人を巻き込みたくないから。

いつも元気で明るく見える僕を、「いじめられっ子」なんて思う人はいなかった。
だから、先生達も気づかなかった。

気づいていても、「あいつなら大丈夫だろう」ぐらいに思っただろうな。
なにしろ僕は、絶対に屈しなかったからね。

こんな文章を読んで、「なんて卑屈なヤツだ」って思うような人は、知らないうちに誰かをいじめている可能性がある。

そんな気持ちが、「いじめ」の引き金になるんだって解って欲しいな。

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