2007年01月29日

ゆとり

こどもが通う小学校のマラソン大会に向けたトレーニングのつもりで、
夕方二人で近所の公園を走り始めたんだけど、
大会が終わった今でもこれを続けている。

始めたばかりの頃は、マラソン大会って目標があったから熱心に走っていたのに、
大会が終わってしまうとやる気が落ち込んでしまったようで、
「今日は何周走るの?5周でいい??」てな感じ。

少し工夫が必要かなって思って、
「おとうさんが走っている間に、追いついてごらん。何周で追いつくかな?」
なんて言ってみたけど、こどもが僕に追いつく事は無く、
ヨタヨタと前を走っているこどもに僕が追いついてはハッパをかける始末。

これじゃ、こどもも僕も楽しくないから、話をしながらゆっくり走る事にしてみた。

最初は、こどものフォームをチェックしては「腕を振れ、胸を張れ、同じリズムで走れ」って、
僕が一方的に言い続けるだけで会話にならなかったけど、走っているうちに、
今日学校であった事や誰とどんな事をして遊んだかなって話をするようになっていた。

そしたら、昨日まで「今何周?」「後何周?」なんて感じで走っていたくせに、
「アレもう終わり?」「次は、あと2周走ろうね」だって…

そういえば、保育園からの帰り道、よく二人で話をしながら遠回りをして帰ったっけ。

走る事にゆとりができたら、フォームも良くなっていた。
「鼻で空気を吸ってごらん」なんて難しい事を言わなくても、
話をし続けているから、知らないうちに鼻で呼吸している。

走る事が苦じゃない。楽しそうな顔をしている。

これだったら、ずっと続けられるね。

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