Top Page 親子で球蹴り 「教える」ということ キリカエ力は、指導力

2008年06月19日

キリカエ力は、指導力

キリカエ力は、指導力―常識も理屈も吹っ飛ぶコーチング

キリカエ力は、指導力―常識も理屈も吹っ飛ぶコーチング
著者: 平尾 誠二永井 洋一玉木 正之山田 久志山口 良治宿沢 広朗
出版社: 梧桐書院
発売日: 2005/10

「俺の言った通りにやれ!」方式は現実と目標の距離感をつかみにくくします

二〇〇四(平成一六)年のアテネオリンピックは、見ていてとてもおもしろい大会でした。強さを発揮した競技は、今まで日本がメダルから遠ざかっていた体操、柔道、水泳。かつては強かったにもかかわらず、その後は低迷して、今回再びはいあがって復活してみせたのには感動しました。その背景にあるものが何なのかを、私たちはきちんと把握しておかなければなりません。

当時、僕も同じ感想を持ちました。

「立ち位置」と「コミュニケーション」
最近、子供たちに混ざってサッカーのゲームをしているのですが、毎回考えさせられるのがこの二つのキーワードです。

「俺の言った通りにやれ!」方式は現実と目標の距離感をつかみにくくします

何のために、何を目指してやっているのかがわからないまま、ただやらされていると、目標達成がなかなかできない。しかも現実と目標の距離がつかみにくくなります。この距離が遠ければ遠いほど問題が多く、近いというのは問題が少なくなってきていること。それを的確につかまないと、全く無自覚に練習を繰り返すことになります。

解決すべき問題が何なのか。それを選手自身が心底理解することで、その後の練習もしっかりと身が入る。「俺の言うことが正しい」と指導者が決めつけることは、もう押しつけに過ぎないと言うことです。

具体的な目標設定が大切ですね。
そのうえで、その目標との距離感を自覚させるんですね。

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