Top Page サッカーのアルゴリズム パスアンドゴー

2008年07月08日

パスアンドゴー

とは、簡単に言うと「パスをしたら動く」という約束事のこと。
また、「動く」の目的は、「他の選手が動くスペースを作り出す」ことだそうだ。

pass and go - when 1 player passes it to another player, then runs to open space, then passes it back.

こんな説明をしているのを見つけたけど、これはいわゆる「壁パス」?

壁パスは、仲間が一人いればできるから、最も単純な「パスアンドゴー」の型ということかな?
相手の体にボールをぶつけて、たった一人で壁パスをする選手がいるけど、これは特殊な型。
これだってボール保持者が「パス(?)アンドゴー」しないとできないな。

ボール保持者が「パスアンドゴー」の「ゴー」するのをきっかけに、彼が空けたスペースに他の選手が動き出すのなら、能動的なのはボール保持者ただ一人、他の選手はきっかけ待ちで受動的な立場になりがち。

しかも、約束事に従っているというところがとても気になる。

これで、全体のポジションのバランスを保とうとすると、連鎖反応的に穴埋めをするのが手っ取り早いのかな?

よく見かけるのが、「右回り」とか「左回り」とか、単純な規則を作って穴を埋めていく方法。これだと、動きが自動化されているから、規則に従ってさえいれば頭を使って判断する必要は無い。

だけど、これでは「穴埋めをする」ということが目的になってしまわないかな?
肝心な事を忘れてしまってはいけない。

ここでは、バランスを保とうとして規則性が生まれてしまうからいけないわけで、自動化してきたら誰かがそれを無視した動きをする必要がある。

バランスを崩す事でバランスを保つ、という事になるのかな?

また、問題なのがこの「バランス」という言葉の持つイメージ。
「均衡」とか「安定」とイメージされてしまうと、「動かない」に繋がってしまう。

かつて(と言いたい)の日本代表の負けパターン。
自由に動けるスペースがあると、動かない事でバランスを保てていると勘違いしてしまう。
あれね。

それから、どうしても気になるのが「きっかけ待ち」という要素。

きっかけ待ちだと、どうしてもワンテンポ動作が遅れてしまう。だから、相手に動きを読まれやすく、インターセプトのタイミングを教えてしまうことにはならないか?

パスをする人と受ける人以外の選手は、パスが出て初めて意図的に動き出す事ができるのか?

きっかけを待たずに動き出すとしたら、「パスアンドゴー」はどんな意味を持つの?

どうやら、僕が今考えているサッカーを「パスアンドゴー」と「バランス」というキーワードでイメージする事は難しいようだ。

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» ジョゼ・モウリーニョ from footbrain

本の表紙に「『KING OF 監督』誕生ストーリー」とあるとおり、「監督人生を綴った本」で、期待した内容とはほど遠く、「図書館にあってよかった」なんて思いながら読み進めていました。 それでも、「ポゼッション」についてあれこれと考えている今の僕には、何点か興味深い記述がありました。

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» 5対2 from footbrain

「5対2」で「パスアンドゴー」を考えてみる。 正方形グリッド内での「5対2」を単純にイメージする。

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