2007年12月21日

調整する能力を養うもの

コオーディネーション(コーディネーション)・トレーニングは、単純なドリル・トレーニングではないんですよね。

今、僕の知りたいこと」にコメントいただいた、

コオーディネーショントレーニングを体系づける試みは、たくさんあるのですが、そのモデルが独り歩きし、反復(固定)的に練習されるようになると、その途端、狙っている部分から逸脱してしまいますよね。

体系化と脱構築の配合が難しいです。

という、U.K. さんの言葉を思い出します。

僕は、を、「調整する能力を引き出し、養うもの」だと考えます。

だから、ある動作や技術を「教え込ませるためのもの」とは違うと認識しています。

また、サッカーのCoordination Trainingである以上、サッカーの目的にあったトレーニングであるべきだと思います。

続きを読む »

2006年08月30日

リズムはジャズ?

ボールリフティングの時のリズム。
僕のリズムは、ジャズのリズムなのかな?

映画「スウィングガールズ」で竹中直人が演じる数学教師、小澤忠彦が言っていたけど、

ジャズのリズムの最大の特徴は「裏拍」。

4拍子の曲の場合、普通は1拍目と3拍目にアクセントを置くんだけど、ジャズではその裏の2拍目と4拍目にアクセントを置く。

1拍目と3拍目では蹴る動作をためてボールの軌道を見て、2拍目と4拍目のところでボールを蹴る。

頭の中では「A列車で行こう 南 佳孝 with Rio Novo - ボッサ・アレグレ - A列車で行こう 」が鳴っている(?)
「メッセージ・イン・ア・ボトル The Police - Regatta de Blanc - Message in a Bottle」の時もあるけどね...

続きを読む »

2006年07月29日

2006.07.29の練習メニューから

今日の目的:VolleyKick

1. Stretching & Warming Up
  ○ブラジル体操&Stretching
  ○TwistPass Overhead Pass
給水
2. Ball mastery~Inside kick
給水
3. Dribble~kick
  ○Turn(Trap)~Dribble
  ~Change of Direction~Dribble~パス交換
  ○Dribble~Feint~Kick&Move
  ~Dribble~Change of Direction
給水
4. Coordination
  ○One Bound Two Lifting
給水
5. Coordination~Shot
  ○(球出し)~Ladder~Dash~shot
  ○(球出し)~Hurdle~Dash~shot
  ○Back step~(球出し)~Dash~shot
給水
6. VolleyKick
  ○トスされたボールをインサイドキックで返す
  ○トスされたボールをインステップキックで返す
  ○トスされたボールをウエッジコントロールしてインサイドキックで返す
給水
7. 1 vs. 1
  ○ドリブルゴール

給水
+KickTennis
続きを読む »

2006年05月20日

2006.05.20の練習メニューから

Training theme:1 vs. 1

1. Stretching & Warming Up
  ○ブラジル体操
  ○TwistPass、OverheadPass

2. Coordination Training
  ○Balance Catchball
  +OneBoundLifting
  +Lifting

3. Ballmastery

4. 3拍子Dribble

5. Coordination Circuit
  ○ボールを持ってBackStep
  ~Ladder[Lateral Quick Run]~Ladder[二足Shuttle Run]
  ~hurdle×5~Toss~Shoot(など)
  ○ボールを持たずBackStep
  ~Ladder[Lateral Quick Run]~Ladder[二足Shuttle Run]
  ~hurdle×5~(球出し)~Shoot(など)

6. 1 vs. 1(Dribble)
  ○球出しされたボールをキープし、ミニゴールにシュート
  ○球出しされたボールをキープし、二つのマーカ旗門のどちらかを通過後、
  ミニゴールにシュート
続きを読む »

2005年11月15日

ワンバウンドリフティング

少年サッカー指導コラムにもあるように、ボールリフティングをマスターしようとしている子どもにとって、ボールを「落とさないように」というのは、大きなプレッシャーになります。

リフティングでは、ボールと対話をしながら、どの部分で、どのくらいの強さで、どこに蹴り上げて、どこに落とすか、などを自ら工夫することで、この感覚を身に付ける事が大切なんです。

リフティングは連続するトラップです。

トラップは、次の動作をする自分に対するパスですから、自分の間合いの中にボールを置く事ができていれば、地面に置きにいったほうが良いはずです。

続きを読む »

2005年11月03日

けん玉のコツ

「けん玉」って、サッカーのボールリフティングに似てる。

以前から、「似てるなあ」って思っていたけど、ボールリフティングの動作について、あれこれ考えていたら、けん玉が頭から離れなくなってしまった。

ずいぶんと前に、けん玉検定で「級」を持つ子が、「けん玉のコツは、正しく持つ事と膝を使う事」って教えてくれたけど、確かに彼の言うとおりだった。

ボールリフティングも、姿勢と膝の使い方がコツだと思う。
「低くまっすぐに球(玉)を上げる」ってのも、双方に共通するコツだね。

続きを読む »

2005年07月08日

CoordinationTraining

サッカーのトレーニングメニューを考える上で、キックやタッチなどの基本トレーニングと、Coordination Trainingを別々に考える必要はないと思います。

単純な基本トレーニングにこそ、コーディネーションの要素を積極的に取り入れるべきだと思います。

また、サッカーのトレーニングでは、できるだけボールを使うべきだと言われますが、サッカーのコーチにとって、「コーディネーショントレーニングにボールを取り入れる」という発想では、難しいように思います。

「サッカーの練習に、コーディネーションの要素を取り入れる」という発想であれば、具体的にイメージしやすいのではないでしょうか。

続きを読む »

2005年03月08日

リフティングに関する誤解

リフティングが、キックやトラップのようなサッカーの基本技術の一つであると誤解されているようだけど、

間違えて欲しくないのは、リフティングは識別・変換能力のコーディネーション・トレーニングで、あくまでもトレーニング・メニューのひとつだという事。

また、日本ではリフティングと言うけど、よその国ではジャグリング( juggling )と呼ばれている。
ちなみに、ジャグリングとは大道芸人が見せてくれる「曲芸」のこと。
簡単に言ってしまえば、「お手玉」。

地面に転がってるボールを「持ち上げる」動作を、「リフト」と言うけど、このへんからリフティングなんて呼ばれるようになっちゃったんじゃないかな。

続きを読む »