2008年01月29日

技術の精度

日本スポーツ学会の「スポーツを語り合う会」で、昨日は為末大さんの話を聴いてきました。

テーマは『為末大さんに走りの哲学を聞く』。

為末さんの話はとっても興味深く、話を聴きながら考えさせられました。
「考えるヒント」をいっぱいもらってきました。

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2008年01月23日

「くさび」と「ポストプレー」の違い

「くさび」と「ポストプレー」の違いってなんですか?

くさび【Forward pass to feet】

ポストプレーのときに用いる、 前方にいる選手(主としてトップ)の足元への縦パス。

ポストプレー【Post play】

攻撃のとき、前線にいるトップの選手(ターゲットマン)にボールを当てて、バイタルエリアに起点をつくり、攻撃を組み立てていく方法。

「ポストプレー」は"Post play"と書けば、"POST"という言葉からなんとなく意味が想像できます。

同様に、「くさび」についても"Forward pass to feet"と書かれていれば、そのままの意味で理解できます。 だけど、「くさび」は原語で表現するよりも、日本語のままのほうが端的な表現ですね。

また、

バイタルエリア【Vital area】

"D"付近のエリア。ラストパスの起点になりうるエリアを示すことが多い。もともとは、非常に重要なエリアという意味。

とあるのですが、これは使う人によって意味が異なる場合が多く、「解りにくい言葉だなぁ」って僕は感じています。

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2008年01月17日

バックフット

」だったはずなんだけど、どこに書いてあったのかな?

」って意味だったと記憶しているんだけど、記憶違い??

「遠いほうの足」ってのは、
パスの優先順位の三番目「ディフェンスから遠い足」にある「遠い足」のことでもあるし、
後方からパスを受ける際の「ゴール側にある足」のことでもあるはず。

サッカー指導教本のサッカー用語の知識でも調べてみたけど、ここにも書かれていなかった。

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2007年11月26日

育成のサッカーはしつけである~Technical newsを読んで

「日本のコーチは総じて教えなさすぎる」と クロード・デュソー氏が言われたと、去年のちょうど今頃、“教える”に書いたっけ。

このあと行われたナショナルトレセンU-12 関東指導者講習会でも、布 啓一郎さんにこの言葉の真意について質問したんだけど、

やっぱりこういう事だったんだね。

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2007年10月22日

チームプレー

八人制の大会でした。
うちは登録選手18人全員で参加していましたから、逆の意味で選手のやりくりが大変でした。

『勝つことと育てることは、矛盾すると同時に矛盾しない。その矛盾の間でコーチは生活している。』

二日間で行われた試合の間、誰に言われる訳でもなく、試合中に選手たちが座るための折りたたみベンチを、ひとりで運んでくれていた選手がいました。

はじめのうちは、「元気をアピール中です」とひょうきんな事を言っていましたが、彼の気持ちはそれだけではなかったと思います。

二日間で行われた七試合のうち、ほんの数分でしたが彼にも出場機会がありました。だけど結局、彼は全試合分のベンチ移動を自ら進んで手伝ってくれました。

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2007年01月09日

技術レベル

最近、日本人のレベルが高いと評価されているように聞くけど、

個人技のレベルが高いというのは、あくまでも動きが止まったときの技術についてであり、
サッカーの全てのプレイは動きの中で行われるものであるが、その動きの中での技術はまだまだレベルが低い。

監督はインタビューの中で話している。

通訳を介して訳されたを、僕が記録し要約してここに書き写しているので、断片的な情報だけどね。また、

動きが止まったときの技術=「静的な技術」は、簡単。

だとも言っていた。

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2007年01月06日

基本中の基本

僕がサッカーを始めたばかりの頃に覚えた言葉。
今でも子供と練習をするときには必ず、何度も口にする言葉。

日本代表がワールドカップへ行くようになっても、
戦術や練習方法が変わっても、変わる事がない大切な言葉。

NTCの講習会でも、何度も表現されていた言葉。

やっぱり、これが一番大事な事なんだな。

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2006年12月15日

観戦マナー

U-21対中国戦、同じく韓国戦、FIFAクラブワールドカップと、三試合を国立で観戦する事ができたのですが、三試合を通して最も印象に残った事というのが、観戦マナーの悪さです。

子供が興奮して、ちょっとはしゃいでしまったり、退屈で歩き回ったりしてしまう事は、別に問題じゃありません。

その子供達を引率して観戦に来ている大人が、そしてそれがサッカー協会から招待された指導者や審判員だという事が大きな問題だと思います。

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2006年12月08日

教える

クロード・デュソー氏によると、

日本の子はコーチングに素直に耳を傾ける。これは長所。だからこそ正しいことを教えないと。
日本のコーチは総じて教えなさすぎる。

ということらしい。

日本人は勤勉で素直だから、決定力が無いと判ればストライカーを生み出そうとプロジェクトを組み、個が弱いと判れば1対1の強化を始める。

「選手に考えさせなさい」と言われると、「はい、そうですね」って教えることを止めてしまう。

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2006年11月07日

Thinking speed

「考える」の次は、"Thinking Speed"。
考える速さを要求されるようになる訳だ。

じゃあ、その「考える速さ」ってのは、どうしたら鍛えられるのか?

いきなり鍛えようと思っても、脳が筋肉痛になっちゃうし、怪我でもしたら大変だから、慣れる事から始めよう。

まず日頃から考える事を習慣づけて、考え始める前に「えーと」とか、「さあ、どうしよう」って言葉を挟まないようにする。

これは、シュートする前に「どっこいしょ」とか「さあて」なんて言わないのと同じ事。

考える習慣ができて、頭のストレッチングができるようになったら、次の段階へ。

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