リフティングに関する誤解
リフティングが、キックやトラップのようなサッカーの基本技術の一つであると誤解されているようだけど、
間違えて欲しくないのは、リフティングは識別・変換能力のコーディネーション・トレーニングで、あくまでもトレーニング・メニューのひとつだという事。
また、日本ではリフティングと言うけど、よその国ではジャグリング( juggling )と呼ばれている。
ちなみに、ジャグリングとは大道芸人が見せてくれる「曲芸」のこと。
簡単に言ってしまえば、「お手玉」。
地面に転がってるボールを「持ち上げる」動作を、「リフト」と言うけど、このへんからリフティングなんて呼ばれるようになっちゃったんじゃないかな。
ところが、このトレーニング・メニューを何故かセレクションで行うところがあるという。
調べてみたら、確かにセレクションの要項に、「リフティング、50メートル走、ゲーム」とある。
300回もリフティングを続けないといけないところもあるらしいね。
いったい子供にリフティングをさせてみて、サッカーの何を測れると言うんだろうか?
ゲームに関しては、やってみなけりゃわからない。
50メートル走でタイムを良くするのは、簡単じゃない。
リフティング300回なら、練習すれば何とかなるはず…
どうしてもセレクションに合格したい子供の心理からすれば、キックやパスを後回しにして、リフティングの練習を優先してしまうのは当然だよね。
セレクションでリフティングを行うチームに尋ねてみたいね、その理由を。
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