スポーツ心理学からみた サッカーの理論
著者によると
本書は、「サッカーボールを始めて蹴ってみよう」「始めてゲームしたがどう動いていいのかわからなかった」という生徒さんを対象に、サッカーの本質と練習メニューをわかりやすく説明したものです
とあるけど、
実際に読んでみると、サッカーに関してある程度の知識を持つ人が読んで、上記のような対象者にサッカーを教えるための指導書、といった位置づけのほうが合っているように思う。
例えば、インサイドキックは子供の頃からの練習の成果で体が覚えているから自然とできるけど、「どうして、このように蹴らなければいけないのか」という質問にはうまく答えられないような、ごく一般的な指導者が読むと、「なるほど」と思えるサッカーの本質に関わるヒントが書かれている。
「サッカー フィットネスの科学」と単純に比較すれば、「スポーツ心理学から見た…」のほうが科学的に解説できていると思う。
ただ、文章が語り口調になっているので、僕には読みづらい。著者のいうような対象者のためには、早くこの本を映像化して頂きたい。読みづらい語り口調も、ナレーションにするには好都合でしょう。
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