2005年03月04日

子供の遊び

今から40年近くも前の話になってしまうけど、

僕が通っていた保育園は、園庭が広かった。
太鼓橋にブランコ、遊具も揃っていた。

だけど、そんな遊具で遊んだ記憶が無い。

保育園の敷地をいっぱいに使って、鬼ごっこをしたり、木登りをしたり。
園庭の遊具は、遊びにアクセントを付けるためだけのものだった。

僕が日頃見かける子供たちは、
遊具がないと思うように遊ぶ事ができないように見える。
遊びのアイデアはいっぱい持っているはずなのに、なんでだろう?
僕が子供の頃は、保育園から帰ると日が暮れるまで外で遊んでいた。
遊び相手になってくれるのは、近所に住む小学生のお兄ちゃんたち。
いろいろな遊びを教えてくれた。

何歳も年上のお兄ちゃん達の身のこなしは、僕のお手本になった。

缶蹴りでは、
何が何でも一番先には見つからないようにするズルさを、
みんなで作戦をまとめる方法も、
危機感とかタイミングなどの感覚も学んだ。
遠くに隠れている友達の行動を予測する事も自然にできるようになった。

子供は遊びを作り出し、その過程と遊びの中から多くを学ぶ。
いい事もわるい事も。

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