2006年04月17日

サンバで鼻歌

ちょっとボールを追いかけて走っただけで、呼吸が乱れ走れなくなる。
子供や初心者のサッカーをみていると、そんな選手はよくいる。

それが、練習中はいくら走り回っていても平気な顔をしているような選手なのに、試合になると走れなかったりするんだから、不思議だ。

そんな選手を観察していると、そのほとんどは無呼吸で走っている事に気付く。

パスが来て、ドリブルを始めるとすぐに息を止めてしまう。
相手を追いかけている時、呼吸する事を忘れてしまっている。
(「おにごっこ」のときを想像すると解りやすいかも...)

たしかに、50mや100mといった決められた短距離を単発で走るのならば、無呼吸で走ったほうが効率はいいんだろうけど、サッカーの場合は、これから走らなければならない距離が決まっている訳じゃないから、呼吸をしないのは無謀というもの。

休みなくダッシュを続けなければならないような展開になるかもしれないし、走ったり止まったりを繰り返す事だってある。相手ディフェンスにドリブルを阻まれ、ふと思い出して呼吸しはじめても遅い。

AC Milanのピッポは、ボールを受ける前から大きく頬を膨らませ、蛙のように大きく呼吸をしている。

意識して呼吸を止めないようにしているのかもしれない。
そして、ボールを受けドリブルを始めても、頬を膨らます呼吸法を続けている。

面白い子がいて、その子はドリブルの最中に歌を歌っている。歌い続けている間は少なくとも呼吸を止めてしまう事はないから、これはいいアイデアかもしれない。

だけど、大人になってもこれを続けているようだとちょっと恥ずかしいかな。

そういえば、僕だって山を歩いている時は、好きな歌のリズムに合わせるように意識して呼吸している。山を歩いている時に呼吸を忘れてしまう事は滅多にないが、意識してリズムに合わせて呼吸する事で、疲労感が薄れるような気がする。

サンバのリズムで鼻歌しながら、ドリブルしてみようかな。

Trackback URL

Comments

comments powered by Disqus