Top Page 親子で球蹴り 「教える」ということ 流行りですか?

2007年02月25日

流行りですか?

グリッドの中で、子供たちがドリブルをしている。
そこへコーチが声をかける。

「広いほうへ」
「広いほうへドリブルしよう」

指導者講習会で、僕ら指導者が選手役をしていたときにも、
インストラクターは僕らに向かって同じ言葉を投げかけていた。

でも、どうして「広いほう」なんだろう?

ミニゲームをしている子供たち、
ドリブルを始めた子供に向かっても、コーチはやっぱり同じ言葉を投げかける。

「広いほうへドリブルしよう」

素直なその子供は、とても大きなスペースを見つけ、
ハーフウエイラインと平行に逆サイドに向かってドリブルを始めた。

だけど、これでいいのか??
ドリブルの目的はなんだ?

要は、ドリブルをしながらまわりをよく観ればいいんだろう?
      何のためにまわりを観るんだ?

ドリブルをするコースを見つけられればいいんだろう?
      ドリブルはどこへ向かうんだ?

そもそもサッカーはどこへ向かうものなんだ?
      ゴールはどこにある?

混み合っている中に割って入ってはいけないの?
相手に勝負を挑んではいけないの?

「広いほうへ」と言われて、「はいそうですね」ってな選手は、
何も観ていないのと同じだし、何も考えていないのと同じだろ。

「ドリブルするコースはどこか?」(自分なりのコースがあるはずだ)
「コースを探せ」って、
(別にドリブルじゃなくってもいいんだよな)

「ドリブルの目的は何だ?」
「ゴールはどこだ」、「仲間はどこだ?」って、

「ドリブルの次は何をするんだ?」
「次はどうする」って、

せめてこんな言葉をかけてあげたいと僕は思うんだけど、どうだろう。
指導者自身の言葉で、選手に最適な言葉だったら、もっとイイよね。

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なかまのことをたすける。 あいてのちかくにどりぶるするより、 あいてのはなれているほうにどりぶるする。今日、新しいコーチに言われたことだと思いますが&he...

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