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2007年02月21日

難しい顔して聴いていないでさ

ジュビロの試合を観ていると、ゲームに入れていないように感じる事がたびたびあった。

客観的に物事を見てしまうから調子に乗れないんです

と前田選手のコメントが今朝の朝刊にあったけど、やっぱりそうだったんだ。

僕もそうだから、よく解るな。

サッカーの試合に出られるようになった子供の頃からずっとそうだった。

なんだか自分だけゲームの外側から試合を観ているような気がして、時には自分自身を第三者の冷めた目で観ているようにさえ感じて、落ち着きすぎているように感じる自分自身を何とか興奮させることで、ゲームに引きずり込もうと苦労していたっけな。

無駄に走り回ったり、大きな声を出したり、ちょっと乱暴なタックルを仕掛けてみたり、傍目からみたら、「あいつなにやってるんだ?」ってな感じだったんだろうな。

一時期毎日のように通っていたライブハウスでも、演奏者を睨むようにして聴いている事はあっても、リズムもビートもスイングも身体を通過するだけだったように思う。

演奏者に睨み返されたり、困った顔をされてしまったりね。

「難しい顔して聴いていないでさ...」って言われたのは、下北沢音楽祭の時だったかな、数メートル先のステージの上から、あのときはまるで僕にだけ声をかけてくれたように聞こえたっけ...

子供たちのサッカーを観ているときも、「この子、俺と同じだ」って思う事がある。ゲームに入り込めなくて、いつも通りのサッカーができない様子。

そんな子には、「走れ、追いかけろ、取り返せ」なんてハッパをかけてやるんだ。少しだけ自分を忘れて、夢中になってしまえば後は大丈夫。

気がつくとイイPLAYをしていたりするんだよね。

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