変拍子でドルブル
3拍子のドリブルはシンコペーションのドリブルですが、
5拍子のドリブルは組み合わせのドリブルです。
一連の組み合わせとして動作します。
拍子については、
音楽は多くの場合、心臓の鼓動や人の足音のような、一定の間隔を持った音の繰り返しが、その基本になっています。このとき、この音のひとつひとつを「拍」といいます。
拍はまた、2つ、または3つ、または4つ、集まってひとつのまとまりを成し、同じ個数の拍によるまとまりが反復します。これを拍子と言います。ひとつのまとまりに幾つ拍があるかによって、2拍子、3拍子、4拍子のように呼ばれます。また、まとまりのことを小節と呼びます。
と、また5拍子については、
5拍子は、ひとつの小節が、2拍子と3拍子から成っていると考えられています。
と書かれていました。
僕らが5拍子のドリブルを始めるきっかけになった、
3拍子Dribble+Scissorsや3拍子Dribble+Sidestepでは、
3拍子ドリブルの中に一つの強拍が、フェイントの中に一つの強拍が含まれています。
また、動き出しがフェイントなら2拍子+3拍子と、
3拍子Dribbleからなら3拍子+2拍子とも捉える事ができますね。
(2+3)拍子の例: チャイコフスキーの交響曲第6番の第二楽章
(3+2)拍子の例: ラヴェルのダフニスとクロエの最終部分、全員の踊りの主要リズム(但し、全員の踊り自身は複数の拍子が組み合わさっている)
純粋5拍子の例: ショパンのピアノソナタ第1番の第三楽章
とありますが、面白いのは、
2拍子は、2つの拍から成る拍子です。2つの拍のうち、小節の中で先に来るものを一般に「強拍」、後に来るものを「弱拍」と呼びます。一般に、人が歩くときのリズムが、その元になっていると言われています。強拍は利き足、弱拍はもう一方の足に相当するでしょう(場合によっては逆かも知れません)。多くの行進曲は、2拍子で書かれています。しかし、一方、2拍子を踊りのリズムとして捉えることも大切です。強拍は足をしっかりと下に向けてステップする拍、弱拍は足を振り上げる拍です。そう考えると、強拍、弱拍と考えるよりも、下拍、上拍と考えた方がいいかも知れません。事実、英語ではdown beat、up beat、ドイツ語でもAntakt、Auftaktと呼びます。
と、
3拍子は、3つの拍から成る拍子です。3つの拍のうち、小節の最初に来るものが「強拍」、残りが「弱拍」です。3拍子は、馬の歩くリズムが元になっている と言われています。しかし、3拍子は踊りとより深く結びついています。強拍は足をしっかりと下に向けてステップする拍、弱拍は足を振り上げる拍です。
の赤いアンダーラインを入れた部分。
しっかりと地面を蹴ってステップする事で拍子をつくっているんですね。
("down beat")とはよく言ったものです。こっちのほうが解りやすい。
だけど、「強拍は利き足、弱拍はもう一方の足」と書かれている部分は余計です。
「(場合によっては逆かも知れません)」なんて書くぐらいなら書かないで欲しかったな。
Comments
comments powered by Disqus