Top Page サッカーのアルゴリズム 僕の考えるインサイドキック、 日本サッカー、体力消耗しやすい「キック」多い?

2010年03月05日

日本サッカー、体力消耗しやすい「キック」多い?

これは、YOMIURI ONLINE(読売新聞)の2007年1月4日付けの記事(www.yomiuri.co.jp/science/news/20070104i401.htm)ですが、リンク先が削除されてしまったようなので、以下に引用させて頂きました。

サッカーW杯に出場するトップ選手と日本選手ではボールを蹴(け)る動作に違いのあることが、大阪市立大大学院の河端隆志助教授(運動環境生理学)らの分析でわかった。

日本選手のキックは、足の筋肉に負担がかかり疲労しやすいという。

河端助教授は、国際サッカー連盟が公開した写真のほか、テレビ映像などをもとに選手の動作を調べた。

欧州や南米のトップ選手は、支持足(軸足=右足キックの場合は左足)とボールの位置を50~60センチ離してキックする場面が多いのに対し、日本選手は、その距離が短かった。支持足とボールとの距離が長い場合、ボールに体重をかける「動的キック」になりやすく、距離が短いと支持足に体重が残る「静的キック」になる。

実際、W杯の日本―ブラジル戦でのキック(インサイドキック)を分析すると、ブラジル選手の静的キック数は全キック数のわずか10%なのに対し、日本選手は25%と多かった。

河端助教授によると、静的キックは支持足にブレーキをかけるため、筋肉への負担が大きい。一方、動的キックは、ボールを蹴った0.2秒後には支持足のブレーキがゼロになるなど負担は小さい。また、W杯でも数多く見られた支持足が浮いて、跳びはねるようなキックになり、次の動作へも素早く移れるという。

河端助教授は「中田英寿選手が『日本はキック後、足が止まっていた』と語っていたが、静的キックの連続は体力を消耗して不利。日本選手の疲労の一因かもしれない。キックの指導法を考える際のデータのひとつになる」と話している。

Trackback URL

Comments

comments powered by Disqus