Top Page サッカーのアルゴリズム 僕の考えるインサイドキック、 一本足打法とアウトサイドキック

2008年04月25日

一本足打法とアウトサイドキック

スクールの帰り道に寄り道をして覗いてくるスポーツ用品店があって、以前はここによると必ずスパイクとボールを眺めていたこどもが、野球のグラブをみたがるようになりました。

それも、一人で見に行けるのに僕をしきりに誘うんです。

「どうした?」と尋ねると、「おとうさんのグローブを買おう!」と言います。
「どうして?」の問いには「キャッチボールがしたい」とのこと。

最近は、友達と遊ぶのに忙しくて、僕が誘っても遊んでくれなかったクセに、いったいどうした風の吹き回しだって、話を聞いてみたら、

野球が面白いらしい。

変化球が投げられたとか、ランニングホームランをしたとか、サッカーの話をする時と同じ顔で楽しそうに話してくれました。

ということで、スクールで久しぶりにいいサッカーができていたご褒美にと、新しいグラブを買ってきました。僕が使うための大人用のグラブを買ってしまってもつまらないので、今こどもが使っているグラブより一回り大きいサイズのものを購入しました。

前回は左投げ用でしたが、今回は右投げ用。右投げと右打ちにチャレンジする事を約束して、こどもに与え、僕と遊ぶ時には僕が使用する事にしました。

ボールを投げる事と同様に、打つ事もまた面白いらしい。
って難しいね」ときた。

バッターボックスに入るとすぐに右脚を上げて、左脚だけで立ったまま投球を待っているんだから、難しいのは当たり前。

王選手だって、そんな難しいことしてなかったと思うよ。

だけどこのフォーム、どこかで見た事がある。
サッカーを始めたばかりの子が、ボールを蹴ろうとする時にすることと同じだ。

ボールが転がってくる間、ずっと蹴り足を上げたままの姿勢で、ボールが来るのを待ってるあの仕草。

サッカーではこのフォームでボールを蹴ろうとしても、足をボールに当てるだけで精一杯なはずなのに、こどもは軽々とヒットを打つ。どこか違いがあるのかな?

パワーや遠心力でボールを飛ばす打法ではなく、タイミングで打つ打法

下半身への負担が強く、軸がぶれる可能性が高い

なるほど、タイミングね。
だけど、上げた脚を下ろす際にこどもは、ピッチャーのほうへ足を踏み込んでいる。

投手側の足を高くあげ(または、すり足の様に)、投球動作にタイミングを合わせて体を投手側にスライドさせ、踏み込みスイングする。ボールとのタイミングが合わせ易く、ボールが見やすく、見極めもしやすく、非力な打者でも長打を打ちやすいなどの利点がある。大きいモーションゆえに、内角攻めに弱い、速球に振り遅れやすいなどの弱点もある。

って言う、とも違うね。

家に帰ってきてもまだのフォームを研究しているこどもと、そんなことを話しているうちに、気づいた。

「アウトサイドキックを蹴る時と同じだね」

ボールが来るほうと反対側に一度移動した重心をボール側に移動させる事で蹴る、キックのキックフォームを思い出したらしい。

タイミングで蹴るけどタメはつくらないから一本足打法とは違い、身体をスライドさせないから振り子打法とも違う。

身体の内部だけで重心を移動させておいて、タイミングで蹴る。
だから、軸がぶれず安定して動き続ける事ができる。

打法」について書かれた本でも探して、読んでみようかな。

Trackback URL

Comments

comments powered by Disqus