2007年12月19日

蹴り抜ける理由

」で検索してみると、怪我のことばかり。

大腿四頭筋が「ブレーキ」でハムストリングスが「推進力」ってなことを、以前どこかで読んだ気がして調べてみると、「高岡 英夫」という名前を見つけた。

「走る トレーニング」をキーワードにして探しだし、 先日図書館から借りてきた本の中に、偶然にも高岡さんの著書「身体づかいの常識革命!」があったので読んでみると、

大腿四頭筋は身体にブレーキをかける筋肉ですから、ここを使うと蹴りのキレが悪くなりコントロール能力がどんどん下がることにもなります。 また、軸足を踏み込む時にも、前へ1歩、2歩、踏み込んで蹴ろうという動きにブレーキをかけることになり、腰を後ろに残してしまいます。

と、また

前ももの大腿四頭筋がブレーキ筋なら、アクセル筋はもも裏にあるハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)です。【中略】 大腰筋をムチのようにしなやかに使ってければ、足が地面をはうような動きをするため、結果、蹴られたボールも地面をはうような軌道になります。

とも書かれていた。

こどもとインサイドキックの練習をする時には、
「蹴り抜けろ」「走り抜けろ」
「蹴ろうとするな」「力むな、力を入れようとするな」
「膝をあげるな」
なんて事を言ってきたけど、理屈が解っていってたわけじゃなかった。

なるほど、だから地面をスルスルと滑るようなボールを蹴ることができるんだ。

身体づかいの常識革命!

身体づかいの常識革命!
著者: 高岡 英夫
出版社: 青春出版社
発売日: 2005/6/15

それから、蹴り始めは無理に蹴ろうとして上手に蹴れないこどもが、何度も繰り返すうちにスムーズなフォームで蹴れるようになっているのは、疲れて無意識に身体の力みが無くなりユルんでいるからなのかな?

踏み込んだ脚に力を入れると疲れちゃうから、意識して緩んでいるんだろうな。
ボールを蹴ることよりも、蹴った後も動かなければならないことを意識するから、蹴り脚にも余計な力が入らないんだろうな。

疲れて緩んだ全身を使って蹴っているから、両足に力が入っていないようなキックでも、ボールを正確にミートできるから、インパクトの瞬間に乾いたいい音がするキックになるんだ。

ゴルフのスイングも力むとイイ球が打てないもんな。

だからって、力を抜きすぎてもいけないんだろうし、大腿二頭筋だけを強化したらだめなはず。

、そしてですか…

理屈とターゲットが分れば、トレーニングの効率もあがるかな?

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