2006年11月02日

あんこ玉の法則

僕が子供の頃は、おやつなんて気の利いたものは我が家に存在しなかったから、
小学校から帰るとすぐにその日の分の小遣いをもらい、駄菓子屋へ行ったもんだ。

小遣いを全部使って、できるだけたくさんの買い物がしたい。

ラムネを飲んで、ソースせんべいを食べて、麩菓子を食べるフルコースにしようか、
友達とおしゃべりしながらもんじゃを食べようか、
頭の中でソロバンを弾きながら、きょうのメニューを考えたよね。

美味しい甘いものも食べたいし、おもちゃも欲しい、くじ引きもしたい。
そんな子供心をくすぐるのが、くじ付きのお菓子だったな。

紐が付いたカラフルな色の飴があったよね。
指先ぐらいの小さなものから、口の中に入りそうもない程大きなものまであって、
束ねてある紐を引くと飴が寄ってくる、あれ。
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2004年12月21日

苦手な足

ついこないだ歩き始めたばかりだというのに球蹴りを始めてしまった彼も、左利きでした。
彼は二歳の時から、僕とサッカーをしています。

最初は転びそうになりながらも、彼は両足でドリブルをしていました。
ドリブルをしていたというより、
歩きながら足にボールを当てていたというのが正しいでしょう。

それこそ右も左もわからない子供でしたから、
僕がキックを教えるときは「みぎ、ひだり」なんて言葉を使った事はありませんでした。
「次は反対側に足で蹴ってごらん」、ただこれを続けるだけでした。

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