競う
今のこどもに欠けているのは、「競う」ということです。
「競う」とは、
互いに負けまい、勝とうとして張り合う。
ということで、「争う」ということではありません。
ちなみに、「争う」とは、
さからう。抵抗する。
という意味だそうです。
僕は、幸か不幸か4人兄妹でしたから、お転婆な妹たちとはいつも競っていました。
遊び相手も、町内には年上のお兄ちゃんばかりでしたから、
家の外でも競う相手には不自由(?)したことはありませんでした。
最近の教育では、なぜか「競う」を避けようとしますね。
こどもは保育園で、「競う」を体験することはありませんでした。
小学校ではどうなんでしょうか?
こどもは僕に似て、負けん気がとても強いです。
だけど、「競う」が苦手なんです。
このアンバランス。精神的に良くないと思いませんか?
「競う」は決して優劣をつけることではありません。
僕は山登りが大好きですが、山でも僕は競っています。
だけど、歩く速さやリュックの重さを競っている訳ではありません。
諦めよう妥協しようとする自分自身と競っているんだと思います。
だけど、自分自身と競うということは、
他人と競うことを体験しないとできないと思います。
僕がこどものサッカーに求めるものの一つは、この「競う」です。
大切な仲間と競い合えて初めて、大切な自分と競えるんだと思っています。
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