人工芝専用スパイク
昨年の暮れに参加した2006ナショナルトレセンU-12関東 指導者講習会で、使用されたグラウンドは人工芝でした。
最近は子供用のグラウンドも整備され、人工芝のグラウンドが増えています。
人工芝といっても以前の毛足が短いものではないので、ボールはコントロールしやすく快適です。
だけど、やっぱり天然の芝とは大きく違います。
人工芝は地面に敷いたカーペットと同じですから、毛足が長くなっても根本は固く、根こそぎ人工芝が剥がれる事はありませんが、その代わりにスパイクのスタッドが引っかかってしまいます。
講習会に参加したコーチ仲間の一人は、この人工芝にスパイクを引っ掛け、膝を痛めてしまいました。
また、怪我をしてしまい見学をしていた子供二人と話をする機会がありましたが、彼らが履いていた真新しいスパイクは、突き上げ感を緩和するタイプのスタッドで、僕が見るかぎり人工芝のグラウンドには不適切だと思われました。
このスパイクを履いていたから怪我をしてしまったとは言いませんが、この靴を履くならトレシューのほうが良かったんじゃないかなと思ったのは事実です。
DIARIO del ESPANYOL(スペインサッカー現場の目より):第18章には
今期よりエスパニョールでは“DEPI”(クラブ内にある研究部門、コラム15章参照)が下部組織の選手達に対して“Multitacos”(日本で言われてるのはマルチスタッド?)のスパイクを履くようにと勧めた(というより義務ではあるが..)無論、外傷・障害の予防である。
この“Multitacos”(画像参照)のスパイクは、まさに人工芝用のスパイクと言っても過言ではない。ポイントが多く、またその高さも高くなく、選手達の負担が少ないのである。
とありました。
子供用のマルチスタッドと言ったら、このあたりでしょうか。
フットサル・シューズであれば、「人工芝専用」はあるのですが、
残念ながら、 いまのところ、これにジュニア用はありません。
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