2008年07月10日

5対2

「5対2」で「パスアンドゴー」を考えてみる。

正方形グリッド内での「5対2」を単純にイメージする。まずは攻撃側の5人のポジショニングだけど、バランスのとれた安定したデザインは、丁度サイコロの「5の目」の図柄になると思う。

VILAC ミニゲーム サイコロ

グリッドの中央にボール保持者がいて、攻撃側の残り4人はそこから一番遠い位置であるグリッドの頂点付近にいるようなイメージ。

この一見バランスの良い、安定したポジショニングから、パスアンドゴーをきっかけにしてポジションチェンジを行うにはどうしたらいいんだろか?

このポジショニングだったら、攻撃側が大きく動かなくても良いような気がするけどどうだろう?

動かなくても良いのではなく、動きづらい、動けないって言ってもイイかな。

動けるようにするには、やっぱりスペースが必要。

このポジショニングからスペースを作るには、どこか一方の辺側か頂点側に攻撃側が集まればいいだろう。一方に集中すれば、守備側の背後か側面にはスペースができるはず。

だけど、この作業は簡単なことじゃないはず。安定しているバランスを崩すという事は、守備側にボール奪取のチャンスを与える事にもなりかねない。

この「攻撃側の誰もが使えるスペースを最初に作り出す動き」が、一番大切なんだと思う。このスペースが最初っから、しかも偶然にあるところから始めるんじゃ面白くない。

きっとこの練習はいつも、最初からどこかにスペースがあるって前提で始まっちゃうんだろうな。意図的にサイコロの「5の目」になることなんて滅多にない事だからね。

いつか僕がこの「5対2」を練習でやる事になったら、「サイコロの5」から始めるってことを忘れないようにしようと思います。

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» ポゼッションで教える from footbrain

大切なのはポジショニングであって、ポジションではない。

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» ジョゼ・モウリーニョ from footbrain

本の表紙に「『KING OF 監督』誕生ストーリー」とあるとおり、「監督人生を綴った本」で、期待した内容とはほど遠く、「図書館にあってよかった」なんて思いながら読み進めていました。 それでも、「ポゼッション」についてあれこれと考えている今の僕には、何点か興味深い記述がありました。

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