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2009年01月01日

ポゼッションで教える

大切なのはポジショニングであって、ポジションではない。

ポジションからポジショニングを教え込もうとすると、
「近くにボールがあるのに、『あそこは自分のポジションじゃないから』と、ボールに関わろうとしない」
ってな事になる。

ボールに関わっているのは、ボールを持っている子とボールが欲しい子だけで、他の子は自分のポジションでじっとして、ボールが来るのを待っている。

これじゃサッカーにならない。別のスポーツだよね。

団子サッカーを回避するってな発想からだと、どこもこんな感じになっちゃうんだろうな。

では、何を基準にポジショニングを指導すればいいのか?
ポジショニングの基準は何か?

2008ナショナルトレセンU-12関東 指導者講習会の講義で使用されたプリントには、「ポジションの取り方をポゼッションでのポジショニングで教える」って書かれていた。

U-12の考え方

  • 原則(役割)の理解(ポゼッション)
  •  
  • 個人戦術の理解のための「関わり」、「オフ」を12でもやる。
  • ポジションの取り方をポゼッションでのポジショニングで教える。
  •  
  • サッカーを大きくとらえる。
  • 小さな部品の寄せ集めではなく、大きなところから整えると考える。
  • 狙いはあってもいいが、あまりこだわりすぎず、サッカーをさせる。

だけど、サッカーの目的がポゼッションでは無いって事を忘れちゃいけない。

ポゼッションはポジショニングの基準の一つであって、ポジショニングの目的ではない。

ポゼッションを正しく理解できないと、ポジショニングも正しく理解できないことになる。

サッカーの目的も、ポゼッションの目的も、ポジショニングの目的も実は同じもの。
当たり前のことだけど、そうでなければサッカーにはならないと思うな。

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