ポゼッションで教える
大切なのはポジショニングであって、ポジションではない。
ポジションからポジショニングを教え込もうとすると、
「近くにボールがあるのに、『あそこは自分のポジションじゃないから』と、ボールに関わろうとしない」
ってな事になる。
ボールに関わっているのは、ボールを持っている子とボールが欲しい子だけで、他の子は自分のポジションでじっとして、ボールが来るのを待っている。
これじゃサッカーにならない。別のスポーツだよね。
団子サッカーを回避するってな発想からだと、どこもこんな感じになっちゃうんだろうな。
では、何を基準にポジショニングを指導すればいいのか?
ポジショニングの基準は何か?
2008ナショナルトレセンU-12関東 指導者講習会の講義で使用されたプリントには、「ポジションの取り方をポゼッションでのポジショニングで教える」って書かれていた。
U-12の考え方
- 原則(役割)の理解(ポゼッション)
- 個人戦術の理解のための「関わり」、「オフ」を12でもやる。
- ポジションの取り方をポゼッションでのポジショニングで教える。
- サッカーを大きくとらえる。
- 小さな部品の寄せ集めではなく、大きなところから整えると考える。
- 狙いはあってもいいが、あまりこだわりすぎず、サッカーをさせる。
だけど、サッカーの目的がポゼッションでは無いって事を忘れちゃいけない。
ポゼッションはポジショニングの基準の一つであって、ポジショニングの目的ではない。
ポゼッションを正しく理解できないと、ポジショニングも正しく理解できないことになる。
サッカーの目的も、ポゼッションの目的も、ポジショニングの目的も実は同じもの。
当たり前のことだけど、そうでなければサッカーにはならないと思うな。
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