ぶれないボール
「おとうさん、むかいてんボール、けれる?」
「ああ、蹴れるよ。ほら」(って、パントキックをしただけですが…)
「ほんとだ。ぶれてる」
「そんなことはないだろう。もう一度見てごらん」
「?。なんでぶれないの?」
「どうしてだ」
「おとうさん、むかいてんボール、けれる?」
「ああ、蹴れるよ。ほら」(って、パントキックをしただけですが…)
「ほんとだ。ぶれてる」
「そんなことはないだろう。もう一度見てごらん」
「?。なんでぶれないの?」
「どうしてだ」
僕らが親父や先生に殴られていた頃、上級生とでも殴り合いの喧嘩をしていた頃には、いじめは多くなかった。
少なくとも、大人でも子供でも真正面から身体ごとぶつかり合えた頃は、そうだったと思う。
いつの頃からか、他者と真正面からぶつかり合う事が許されなくなり、できなくなった。
正々堂々が無くなり、陰に隠され、曲げられてしまった。
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