ぶつかりあう
僕らが親父や先生に殴られていた頃、上級生とでも殴り合いの喧嘩をしていた頃には、いじめは多くなかった。
少なくとも、大人でも子供でも真正面から身体ごとぶつかり合えた頃は、そうだったと思う。
いつの頃からか、他者と真正面からぶつかり合う事が許されなくなり、できなくなった。
正々堂々が無くなり、陰に隠され、曲げられてしまった。
他者と競う事が規制され、人並が好まれるようになった。
主張する事が、いつの間にか好まれなくなっていた。
平等が均一と翻訳されるようになった。
公平が排他に置き換えられてしまった。
自由が野放しになり、いじめがルールになってしまう。
一人が好き、枠に嵌められるのは嫌い。
みんなでやればなんでもできる、ひとりじゃなにもできない。
人の意見は尊重する、自分の意見は無い。
自己が無いから、他者を認められないのか?
他者を認められないから、自己を持てないのか?
他者を認めてはじめて、主張すべき自己があるのにね。
自分を知るために、他者を知る事が大事なんだと思うな。
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