2009年01月28日

良いプレーとは、「勝ちたい」と思うこと

Technical news Vol.29 P.49に、「JFAアカデミー福島での3年間と育成への提言(vol.1)」と題された、クロード・デュソー氏と布啓一郎氏との対談が書かれています。

その中で、

布 : フットボールをしている。フットボールを理解する。非常に難しいことです。日本の指導者にもう少し噛み砕いてメッセージを出せますか。日本人はボールを扱えるが、フットボールはしていないということについて。

に対して、デュソー氏は、

デュソー : この差は、日本ではDFはDF、MFはMF、FWはFWになっている、攻撃と守備が分業されているのではないでしょうか。コンセプトを少し変えなくてはいけないと思います。まずはチーム全体で、全員が攻撃し、守備しなくてはなりません。FWはアタックを終わって守備をしなくてはなりませんが、必ずボールを奪うというよりも相手の妨害をします。また、日本で言うボランチのポジションを表す言葉は、フランスでは「ボールを奪う人」という意味になります。日本ではボランチはボールを奪えていません。

と、

布 : ゲーム環境、トレーニング環境は大事ですね。攻める人と守る人が分かれてしまっているという話がありましたが、これは同感です。その考え方を変えるために、日本人にどういう提言がありますか。

に対しては、

デュソー : 子どもたちにフットボールをさせる、ということです

と応じています。

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2008年10月26日

2008.10.26の練習メニューから

Theme:
シュート
Keyword(s):
身体の向き
  1. Warming up
    • ブラジル体操
    給水
  2. Warming up
    • 3拍子Dribble
    • 3拍子Dribble + サイドステップ
    • 3拍子Dribble + シザース
    • 5拍子Dribble
    • 歩きながら横パス【インサイド】
    • 歩きながらコントロール【インサイド】~横パス【インサイド】
    • 歩きながら横パス【アウトサイド】
    • 歩きながらコントロール【アウトサイド】~横パス【インサイド】
    • 方向転換5種
    給水
  3. Ball conduct
    • サイドステップ~ダッシュ~サイドステップ
    • サイドステップ~ダッシュ~バックワード・サイドステップ
    • ジグザグ・ドリブル【インサイド】~ラン・ウイズ・ザ・ボール
      ~ジグザグ・ドリブル【インサイド】~ターン
      ~ジグザグ・ドリブル【インサイド】~ラン・ウイズ・ザ・ボール
      ~ジグザグ・ドリブル【インサイド】
    • 【アウトサイド/1タッチ】
    • 【イン&アウト】
    • 【ダブルカット】
    • 【足裏/外足】
    • 【足裏/内足】
    • 【アウトサイド/2タッチ】
    給水
  4. Close control & Aerial control
    • インサイドボレー
    • インステップボレー
    • 胸トラップ~ボレー
    • ヘディング
    給水
  5. First touch & Passing
    • ワンタッチパス【インサイド】attachment
    • コントロール【インサイド】~パス【インサイド】attachment
    • コントロール【インサイド】~コントロール【アウトサイド】~パス【インサイド】attachment
      HOW TO PLAY
      ボールを迎えに行く
      正面でボールを捉える
      ボールと一緒に動く
      Progressions
      パスはレシーバの手前のゲートの間を通す
      コントロールした方向とは逆の足でパスをする
    給水
  6. Shooting【Circuit training】
    • パス~[ダッシュ~バックステップ]*2~ダッシュ~(パス)~シュート
    • 給水
  7. Shooting【1v1】attachment
    HOW TO PLAY
    黄色のマーカからゴール側には入らない
    標的(青色のコーン)に当てれば得点
    正面のゾーンからの得点は2点、他は1点
    シュートがゴールを外れた場合はマイナス2点
    両サイドのPUGGにパスしても良い

    給水
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2008年06月12日

「知」のスピードが壁を破る

「判断力のラグビー」で世界を目指した

「メニイパターン」は、選手の創造力や判断力を必要としない。その分、時間をかけずに強化を行い、型を完成させることができる。ジャパンの目標としたラグビー「クイック&オプション」は、選手個々の判断力で展開するものである。我々の戦術のほうが高度であり、強化により多くの時間を必要とするが、体格の差がある時には最も有効な戦略である。「クイック」で時間を先取りし、「オプション」の多さで相手に的を絞らせない。この戦略で世界に挑戦しようとしていた。

「判断力のサッカー」のヒントになりますね。

チームプレーが下手な日本人

日本人はチームプレーが得意、という評判がある。だが、本当にそうなのだろうか。
【中略】
日本が得意とするチームプレーとは、優れた個人技を融合してでき上がったものではなく、あるフォーメーションをまずつくり、そこに個人を当てはめていくというものだ。まず決まった型があり、それに合わせて個人が練習していく。
【中略】
主体性よりも協調性が重視される。チームワークを協調性だけで成り立たせようとすれば、横並びをよしとして、出る杭をよってたかって打つ方向に走る。
【中略】
私は、主体性を持った個人がつくっていくのがチームだと考える。だから、チームは日一日と進歩するのだ。チームの各部分が主体性をもっているからこそ、柔軟性をもった対処・対応能力がついてくるのだ。

日本人が得意と評判のチームプレーは、本当のチームプレーではないんですね。

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2007年01月06日

基本中の基本

僕がサッカーを始めたばかりの頃に覚えた言葉。
今でも子供と練習をするときには必ず、何度も口にする言葉。

日本代表がワールドカップへ行くようになっても、
戦術や練習方法が変わっても、変わる事がない大切な言葉。

NTCの講習会でも、何度も表現されていた言葉。

やっぱり、これが一番大事な事なんだな。

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