ワンバウンドリフティング
少年サッカー指導コラムにもあるように、ボールリフティングをマスターしようとしている子どもにとって、ボールを「落とさないように」というのは、大きなプレッシャーになります。
リフティングでは、ボールと対話をしながら、どの部分で、どのくらいの強さで、どこに蹴り上げて、どこに落とすか、などを自ら工夫することで、この感覚を身に付ける事が大切なんです。
リフティングは連続するトラップです。
トラップは、次の動作をする自分に対するパスですから、自分の間合いの中にボールを置く事ができていれば、地面に置きにいったほうが良いはずです。
ということで、こどもにはまずワンバウンドでボールリフティングをやらせています。
ここでまず大切なのは、蹴ったボールを常に自分の間合いに落とす事。
自分の間合いに落とせるようになったら、今度はできるだけ同じところにボールを落とせるようにしていけばいいんです。
次に大切なのは、落ちてくるボールを待っている時の姿勢。
せっかくボールの落下点を予測して、良いポジションに移動できても、緊張したまま両足を揃えて気を付けをしているようではいけません。
ボールを落とさないようにして、たった2回しかリフティングできないのと、ワンバウンドでも20回リフティングができる事の差は、子どもにとってはその回数以上に大きなはずです。
ボールに触る機会が増やせるということもそうですが、なによりも子どもに「できる喜びと自信」を与えられることが、とっても大きな差だと思います。
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