何を得るのか?
毎週一回、たった一回しかできない親子練習のメニューの中で、CoordinationTrainingの一つという位置づけをして、ボールリフティングを行ってきた。
だけど、始めたばかりの練習、覚えたての技術という事もあり、こどものボールリフティングは、まだ練習になっていない。
ワンバウンド・リフティングでは、ボールの後を追いかけながら蹴り上げては一休み、ノーバウンドで挑戦しても、ほんの数回ただ足に当てて蹴り上げはするものの、最後は蹴り損ねたボールの後を追いかけて一休み。
この「一休み」は、ただ闇雲にボールを蹴り上げ続けるのではなく、ボールをどうしたいのか?そして、その後で何をするのか?を、イメージしてから始めるために、僕がこどもに指示した事。
ボールに追従して動かされるのではなく、ボールをコントロールしなければサッカーにはならないからね。
だから、現状のこどもの練習として考えるのであれば、この「一休み」をしないのなら、ボールリフティングなんてしないい方がイイ。
また、僕の場合、あらかじめ設定してある目標を達成するか、それに代わる何かを得られるまで一つの練習を終える事はしない。
そんなこんなで、このボールリフティングのために、30分近くの多くの時間を費やしている。
では、30分近くの時間をかけて行っているこの練習から、こどもは果たして何を得ているのだろうか?
「一休み」の間にイメージした、イメージ通りにボールをコントロールできたかできなかったか、これに尽きてしまうのではないか?
クーバー・コーチングの講習会で、アルフレッド・ガルスティアン氏が、「ボールリフティングで得ようとするものは、ボールマスタリーで得ることができる」と言われた。
たしかに、同じ30分という時間をかけて行うとするならば、ボールリフティングよりもボールマスタリーのほうがいい、と僕は思う。
30分もあれば、集中して5種類ぐらいのドリルは練習できるだろうな。
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