歩けば？

2006年05月08日

フットワーク・トレーニングと言うと、ラダー・トレーニングを思い浮かべる人も、最近は少なくないようだ。

ラダーを使ってトレーニングをしていると、僕らの近くまで来てみている子供達が、「アイシールドがやっているのと同じだ」とか、「僕もこれやったことがあるよ」なんて話をしている。

見た目が楽しそうな道具だし、こどもも楽しげにやっているから、きっと興味があるんだろうなって思いながら、子供達の話を聞いているけど、子供の頃に外でいっぱい遊ぶことができた僕にとっては、なにを今更ってな道具なんだ。

遊びは自分たちで考え、遊び道具は遊び場にあるものを工夫する。
僕が子供の頃は、こんな事は当たり前だった。

だから、遊び場だった路地や空き地には石蹴りをするための丸や四角が、並んでいっぱい書かれていた。

ケンパなんて小学校へ上がる前のチビさん達にだって、できて当然だったっけ。

いまどきのことだから、ラダー・トレーニングをしていて足を挫くような子も、きっといるんだろうな。

ちょっと近所に遊びに行く時にも自転車に乗って楽をしているような子は、きっと足首も弱いんだと思うよ。

サッカーの練習に自転車で来る？
お母さんのママチャリに乗せてもらって来る？

そんな子供達には、ラダー・トレーニングは難しいはずだよな。

footbrain