ばかやろう
こどもにとっては生まれて初めての大会でしたが、僕にとっても、生まれて初めてコーチとしてベンチに入った大会でした。
初日は、ベンチにドッカリと座って普段通りのコーチングができたつもりでしたが、昨日二日目の第二試合に、やっちゃいました。
この試合、こどもたちはもちろんチーム全体が良きライバルとみている相手。「毎回、日韓戦のような戦いになるんです」と仲間のコーチが語っていたほどで、おまけに、試合開始前には対戦相手のこども数人から、「○○のおとうさん、おはようございます」なんて挨拶をされるような間柄。
正直言って、試合中はどちらのチームの区別無く観ていた長い瞬間もありました。
「ばかやろう」って叫んで、しまったと思いました。
一つのボールを追って仲間三人でボールを競っている場面が続いていたんです。
三人ともすぐ隣にいる仲間にさえ気づいていません。
おまけに、三人が競り合っているのはハーフウエイ付近のタッチライン際。
そんなに緊迫した場面でもないのに、我を忘れてしまっているようなこども。
だけど、我を忘れていたのは間違いなく僕でした。
三人の中にいる我が子に向かって、つい...
「こら」でも「おい」でも、「○○(こどものなまえ)」でも良かったはずなのに、言うに事欠いて「ばかやろう」だなんて...
ハーフタイムには、審判に歩み寄られ、「 『ばかやろう』って聞こえましたが」と注意されたので、思わず挙手してしまいました。
「わたしです。ごめんなさい」
ベンチに戻ってきたこどもたちに向かって、「 『 ばかやろう』って言ってしまってごめんなさい」って謝ったのですが、こどもたちは、「どうしたの?」ってな顔できょとんとしていましたね。
あんな大きな声で怒鳴られたのに気づかなかったの??
これはこれでショックでしたが、その後は半分放心状態。
穴があったら入りたいってのは、こんな気分なんですね。
肝心の試合は、追いつ追われつ、思い返してみたら結構緊迫した試合展開。(汗)
こどもたち自身の頑張りで勝つ事ができましたが、そうでなかったら...(油汗)
試合終了後に、相手チームのベンチにも謝りに行きましたが、苦笑いで済ましてくれました。
深く反省しています。
以後気をつけます。
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