新聞記者 応用力は低い!
2007年10月25日付け日本経済新聞の41ページ、
紙面には「全国学力テスト分析」と書かれている特集に、
「現代っ子 応用力は低い?」という見出しで囲まれた算数の問題があった。
問いは、「次の図形の面積を求める式と答を書きましょう。(小6)」とあり、
四辺形の一辺の長さとその辺に対する辺までの垂直線の長さがそれぞれ、
4cmと6cmと書かれた図形があるだけだった。
この条件だけで、四辺形の面積が求められるのか?
正答例:4×6=24cm2
ってあるけど、どうしてコレが正解なの??
この図形が台形だったら?
各辺が平行でなかったら?
どこにそんな条件が書かれているんだ?
ひょっとしてあぶり出し??
放課後になって、こどもの通う小学校を訪ね、先生方にこの記事をみてもらった。
実際に使用された問題を出してきてもらって初めて、納得できた。
この問題の場合、実際の問題の図形の横にはちゃんと「平行四辺形」と書いてあった。
新聞記事では上記の問いの下にある「東公園の…」は、
実際は数ページにわたって問いが書かれている問題で、
中央公園に斜めに隣接する道路は平行であると、ちゃんと書かれている。
新聞記事の紙面上、スペースに制約がある事は理解できるが、
この記事に関しては省略しすぎ、手を抜きすぎ。
まったく、人騒がせな真似してくれるよな。
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