育成のサッカーはしつけである~Technical newsを読んで
「日本のコーチは総じて教えなさすぎる」と クロード・デュソー氏が言われたと、去年のちょうど今頃、“教える”に書いたっけ。
このあと行われたナショナルトレセンU-12 関東指導者講習会でも、布 啓一郎さんにこの言葉の真意について質問したんだけど、
やっぱりこういう事だったんだね。
Technical news Vol.22 P.28に、
育成のサッカーはしつけである!
とあった。また、
先日、デュソー氏とディスカッションしたときのことです。「お前たちは、まだまだ試合中のコーチングが少なすぎる。もっとコーチングをして、選手たちに基本戦術・ポジショ ンの役割を理解させろ」と言われました。選手たちがトレーニングでできていることが、ゲームであまりにも発揮できない場面を見るにつけ、「ゲームにおけるサッカーの基本戦術を理解していないから成長しないのだ。これは、コーチの責任だ」とデュソー氏に指摘されました。また、「お前は選手たちに考えさせる、判断させるというけれど、判断する材料(基本戦術)がなければ的確な判断はできないだろう」とも言われました。
と書かれている。そしてこの文章を、
つまり、デュソー氏の言うゲーム中のコーチングは、「選手の判断を奪う」オーバーコーチングではなく、「選手に判断材料を与える」コーチングなのです。そうそれはまさしく、親(コーチ)が子ども(選手)に社会の善 悪・ルール・マナー(基本戦術・役割)を教え、責任ある大人(自立した選手)を育てることと同じなのです。
と結んでいる。
じつは僕も、“「技術」だけでは美しくない~Technical Newsを読んで”に同じような事を書いていたんだ。
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