マノン
サッカー用語についてお話しをさせて頂いた際に、「『マノン』を普及させたかったんだけど…」って、田嶋幸三さんが言ってました。
慣れてしまえばとても言いやすい言葉なのに、あまり使われていないのは事実ですね。だけど、どうしてなんでしょう?
サッカー用語の「マノン【Man on】」より先に、「マノン」って言葉が使われてしまっているのかなと思って調べてみたら、たしかにありますね。
だけど、だれもが知っている一般的な言葉では無さそうです。
マノン!【Manon!】
「相手が来ているぞ、ボールを奪われるな!」といった意味を一言で表す言葉で、最も重要なかけ声のひとつ。ボールをキープしているときなどに、その選手が見えない方向から相手がチャレンジして来たときなどに、味方選手がかけてあげる。'99トヨタカップでマンチェスターUtd.の選手たちが、最も多く、大きな声で聞かれた言葉。
「マノン」以前は、どんな言い方だったかといえば、「しょってる」とか「きてるよ」ぐらい。だけど、この「しょってる」や「きてるよ」だってあまり使われていないと思う。
「しょってる」じゃ、あまりイイ意味じゃないし、「きてるよ」とか「うしろ」なんて言われても、ピンと来ない。仲間内でしか通用しない言葉じゃ、後々問題がある。
「マノン」って言葉の語感が柔らかいって言うか、ちょっとお洒落な感じがして、サッカーには似合わないのかな?
海外のチームの試合を観戦する機会があれば、きっと耳にするだろう言葉なのに。
おそらく、「マノン」って言葉ひとつに問題があるわけじゃなく、コーチングの習慣に問題があるんだと思うな。
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