2017年07月21日

コーチの言った事だけやっててもできるようにはならない

5年前の今日行われたクリニックで、都並さんがチームに入って一緒にミニゲームをしていたときのこと。「パス」とか「パスに見せかけてドリブル」なんて声をかけてくれてたんだけど、一緒にプレイしている選手たちは、それがチームメイトとしてのコーチングなのかコーチとしての指示なのか区別がつかず、判断に迷っているみたいに見えた。

そこで、都並さんが選手たちに言った言葉が、これ!

パスって言われたからって、パスしなくてもいいんだよ
パスに見せかけてドリブルしたっていいんだ
コーチが言うことをヒントにして自分で考えろってことだからね

コーチが言う事は、「~をやれ」じゃなくて、言われた事を参考に自分で考えろって意味だから、コーチの言った事だけやっててもできるようにはならない

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2006年09月29日

イメージを伝える能力

フットサル日本代表の練習を見学させてもらった時、僕にはポルトガル語は理解できなかったけど、サッポの言いたい事はよく解った。

アルフレッド・ガルスティアンが講習会で解説をしている時は、英語の文脈を追わなくっても、彼が何を言いたいのかは理解できた。

別に不思議な事ではない。

伝えようとする気持ちと、理解したいという気持ちが強ければ、たとえ言葉なんかただの音に聞こえたとしても、必ず伝わるし理解できる。少なくとも、フットサルとサッカーではそれができるはずだ。

サッカーの試合を観ていても、ボールを持っていない選手の動きから、その選手の意図をくむ事はできる。

なのに、日本代表の試合なんかを観ていると、「なんでそこにいるの?」「なんでそこへ走るの?」と疑問を持つ事が多く、それらの選手の意図は理解できない。(同じ日本人なのに...)

スペインのリーグでプレイしている選手と、日本の選手との間にある違いはなんだ?

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2006年06月20日

指示の声

僕は試合中、仲間に声をかけ続けます。

これは、仲間に声をかける事で試合に入り、集中を切らさないための方法で、正直な話、仲間のためを思って声を嗄らしているだけではありません。

クリア、あがれ、簡単に、上、前へ、外へ...

黙っている時は、自分がプレイしている時だけですから、僕を黙らせたかったら、ボールを持たせるしかない。遊びたくって仕方がない「犬」と同じですね、まったく。

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