見て見ぬふり
僕は、子供の頃からそれができない。
時には担任の先生から、「忍耐力が無い」とか「我慢ができない」などと評価していただいたこともあるが、
僕は「見て見ぬふり」をすることが今でもできない。
だけど、それが仇になって自分がいじめられる羽目になってしまった。
いじめを「見つけ出そう」とか「犯人を特定しよう」なんて考えは馬鹿げている。
そんな目で子供をみる事が、そんな環境で育つ子供達が、いじめを生む。
一番最初にいじめに気づく事ができるのは、子供。
最初に気づいた子供が、それを見て見ぬふりをするかしないか、そこが一番重要。
だけど、いじめを見つけて先生に「チクル」ようではいけない。
また、いじめをしてしまった子がいじめに遭うような事になってもいけない。
いじめに気づいた子は、気づいたときに注意できないといけない。
あくまでも「注意」であって欲しい。
自信を持って、大きな声で伝えて欲しい。
注意する勇気を見守って欲しい。
注意された子の素直さに懸けたい。
信頼できる仲間なら、寄り添える仲間なら、分け合える仲間なら、絶対にできる。
そのために大人が何をしなければいけないのかを、それだけを考えてくれればいい。
子供に大人の考えを持ち込んではいけない。
それがまた、いじめを生んでしまうからね。
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