2007年11月29日

「アイデア」というフィルタをかけて観てみる

指導者講習会の実技でミニゲームを行った時のことだった。
ゴールに背を向けている僕の足元にパスが通った。僕は振り向くことをせず、足元に来たボールをインサイドで叩き、立ち脚の後側を通してゴールを狙った。

と同時に、ピッチの外でゲームを見ていたインストラクターの視線を感じて、「しまった」と思った。「どうして振り向いてゴールを見ない」ぐらいの注意をされるかなって思ったんだ。

そのゴールを狙ったキックは、枠に入ることはなかったけど、インストラクターは、「良いアイデアだ」って褒めてくれた。

この言葉で安心したというか、気が楽になったというのか、いつも通りにやってみようって気持ちになることができた。なんだかとても嬉しかったことを覚えている。

自分のPLAYを褒めていただいたものの、「ゴールに入れなければ」って思った。アイデアを結果に繋げないといけないと、素直に反省することができた。

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2007年06月03日

ありがとう

「今日の試合を観て、おとうさんのサッカー、どうだった?
こうしたらいいなって思う事はあった?」

今日の試合を観戦してくれたこどもに聞いてみた。

「相手ゴール前あたりにずっといないで、ボールをとりに動いたら良いんじゃないかな」

なるほど、よく見ていたね。実は僕もそう思っていたんだ。

「そうだね。おとうさんもそう思うよ。
だけど、おとうさんがボールをとりに下がったら、どうなる?
動き回ったら、相手のバックスはどうするだろう?」

「おとうさんについて行くかな。たぶん」

「そうしたら、ゴール前はどうなる?
相手のバックスはラインをどうするかな?」

「そうだね。おとうさんはいつもオフサイドぎりぎりのところにいるよね。どうしてなの?」

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