2008年07月29日

ジョゼ・モウリーニョ

ジョゼ・モウリーニョ

ジョゼ・モウリーニョ
著者: ルイス ローレンスジョゼ モウリーニョ
原著: Lu´is LourencoJos´e Mourinho
翻訳: 西竹 徹
監修: 西岡 明彦
出版社: 講談社
発売日: 2006/03

本の表紙に「『KING OF 監督』誕生ストーリー」とあるとおり、「監督人生を綴った本」で、期待した内容とはほど遠く、「図書館にあってよかった」なんて思いながら読み進めていました。

それでも、「ポゼッション」についてあれこれと考えている今の僕には、何点か興味深い記述がありました。

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2008年06月12日

「知」のスピードが壁を破る

「判断力のラグビー」で世界を目指した

「メニイパターン」は、選手の創造力や判断力を必要としない。その分、時間をかけずに強化を行い、型を完成させることができる。ジャパンの目標としたラグビー「クイック&オプション」は、選手個々の判断力で展開するものである。我々の戦術のほうが高度であり、強化により多くの時間を必要とするが、体格の差がある時には最も有効な戦略である。「クイック」で時間を先取りし、「オプション」の多さで相手に的を絞らせない。この戦略で世界に挑戦しようとしていた。

「判断力のサッカー」のヒントになりますね。

チームプレーが下手な日本人

日本人はチームプレーが得意、という評判がある。だが、本当にそうなのだろうか。
【中略】
日本が得意とするチームプレーとは、優れた個人技を融合してでき上がったものではなく、あるフォーメーションをまずつくり、そこに個人を当てはめていくというものだ。まず決まった型があり、それに合わせて個人が練習していく。
【中略】
主体性よりも協調性が重視される。チームワークを協調性だけで成り立たせようとすれば、横並びをよしとして、出る杭をよってたかって打つ方向に走る。
【中略】
私は、主体性を持った個人がつくっていくのがチームだと考える。だから、チームは日一日と進歩するのだ。チームの各部分が主体性をもっているからこそ、柔軟性をもった対処・対応能力がついてくるのだ。

日本人が得意と評判のチームプレーは、本当のチームプレーではないんですね。

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2008年06月05日

簡単に、単純に考える

簡単に、単純に考える (PHP文庫)

簡単に、単純に考える (PHP文庫)
著者: 羽生 善治
出版社: PHP研究所
発売日: 2004/10/2

教えられることが習慣化すると、自分で考えられなくなる

将棋界の慣習として師匠は教えないということになっていますから。だからコーチじゃないんです。教えないのが師匠の努めだということです。基本的に自分の力で強くなりなさいと。将棋は誰かに教わって強くなるというものじゃないんですよね。

なるほど。サッカーにもそんな部分はありますね。

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2008年05月13日

Re: 「判断」していますか? させていますか?

今回の記事を読んでの感想、そして質問の答えとなぜそう思うのか等ご意見頂ければ幸いです。

と書かれたトピックを[mixi]で見つけたので、サッカークリニックって本を買ってきて、さっそく読んでみました。

Soccer clinic (サッカークリニック) 2008年 06月号

"判断"していますか? させていますか?

海外コーチが贈る
日本人指導者&選手のための
「考えるトレーニング」

vol.1 導入 サッカーにおける判断の重要性

この記事はp.086から掲載されていて、p.090にも

皆さんは今回の記事を読んで、「早い段階(例えばサッカーを始めたばかりの時期も含む)から判断を要求するような練習メニューを組むことが良いことだと思いますか? そうすることで、より世界に通用する優秀な選手育成につながると考えますか? 」

とあったので、[mixi]のトピックには、こんなコメントさせていただきました。

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2007年02月05日

考える練習をしよう

考える練習をしよう

考える練習をしよう (子どものためのライフ・スタイル)
著者: マリリン・バーンズ
翻訳: 左京 久代
出版社: 晶文社
発売日: 1985/03
ほかにもあります
きみも音楽家になれる
カラダにいいものを食べよう
自然と友だちになるには

発明家は子ども! どうしてかわかる? あたまをひねろう! やっとわかったぞ!

僕が小学生の頃は、「なぞなぞの本」が愛読書だった。
分厚いその本を何度も何度も読み返して、科学にはまった。

科学の本を読み始めたら、科学者になりたいと思うようになり、
「どうしたら科学者になれるんだろう?」って、科学者の伝記を読むようになった。

「忘れん坊」の科学者の話を読んで「僕と一緒だ!」って安心してみたり、
人間味のある科学者の存在が、科学をより身近に感じさせてくれたりもした。

あの頃は自分で実験道具を作り出しては、机の上で実験を繰り返していたっけな。
ひょっとすると、今も同じ事をしているのかもしれない。

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2006年02月24日

世界をリードする ブラジルサッカー

世界をリードする ブラジルサッカー―メンタルからテクニックまで学べる

世界をリードする ブラジルサッカー
メンタルからテクニックまで学べる
著者: アデマール・ペレイラ マリーニョ
出版社: 日本文芸社
発売日: 1998/12

僕は図書館で借りてきましたが、
残念ながら、この本は現在(2006/02/24)品切れです。
Amazonのユーズド商品から探すとあるかもしれませんね。

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