捻挫癖
僕は足首をよく捻挫しました。
ちょっとした事でも捻挫してしまうので、「捻挫癖」という言葉を使っていました。
メルクマニュアル家庭版, 足首のねんざ 72 章 足の障害には、
足首のどの靭帯にも損傷は起こりえます。通常は足首が外側に回転して、足の裏が内側を向いてしまったときに起こります。この種のけがは、平らでない地面を歩いたり、特に石を踏んでしまったり、歩道の縁石を踏み外したときなどによく起こります。足首の靭帯がゆるんで弱くなっている場合、脚の筋肉の神経が損傷している場合、かかとにスパイクのついた靴などを履いている場合、足の指が内側を向くような歩き方によっても、足首がねんざしやすくなります。土踏まずのアーチが高いなど、足の形に特徴がある人も、ねんざしやすい傾向があります。
※上記引用部分のリンク先と文章は、参照元の編集に伴い下記のとおり変更しました。
下肢の外傷: スポーツ外傷: メルクマニュアル 家庭版には、
足首のねんざ
足首のねんざは、足首の靭帯(骨と骨をつないでいる丈夫な弾性組織)が傷ついた状態です。
- 通常は足首のねんざは、平らでない地面を歩いたり走ったりしているときに足を内側にひねり、足首の靭帯が本来の限界以上に伸ばされた場合に起こります。
- 足首が腫れ、歩くと痛みが生じます。
- 診察と場合によってはX線検査を行って診断します。
- 治療では、脚の安静(Rest)、冷却(Ice)、包帯による圧迫(Compression)、挙上(Elevation)を行い(RICE)、しばしば固定具や取り外し可能なブーツで足首を保護します。
米国では、1日に25,000件の足首のねんざが報告されています。通常、ねんざは足が内側に回転して、足の裏が内側を向いてしまったときに起こります。このような動きは足の内反、または足首の回外と呼ばれます。この損傷は内反ねんざと呼ばれることもあり、多くの場合、足首の外側の靭帯が損傷します。この種のけがは平らでない地面を歩いたとき、特に石を踏んだときや歩道の縁石を踏み外したときなどに起こります。次のような要因があると足首を外側にひねりやすくなり、ねんざのリスクが上昇します:
- 以前のねんざによって、足首の靭帯がゆるくなっている
- 脚の筋肉が弱くなっている、または神経が損傷している
- かかとにスパイクのついた靴を履いている
足首の他の靭帯が損傷すると、一般的にみられる内反ねんざよりも重症になる傾向があります。たとえば、足首の内側にある大きくて強い靭帯をねんざする場合や、脚の2本の骨を足首の上でつないでいる靭帯をねんざする場合があります(足首上部のねんざ)。
とありましたが、捻挫癖という言葉はどこにもありませんでした。
僕が捻挫しやすかったのは「癖」などではなく、自分で作り出してしまった捻挫をしやすい特徴のためだと、僕は思っています。
右足首を捻挫する度にボールを蹴る事ができず、ジムで筋トレをするしかなかったので、「この際だから、日頃鍛えない上半身に筋肉をつけよう」と思い、せっせとトレーニングをしていました。
痛い足首をかばって歩く時は、左足に重心を移動して負荷をかけますから、結局、左足首を強化していた事になります。
右足首を怪我して、その筋力が落ちてきているという時に、右足首以外のトレーニングをし続けているのですから、右足首とそれ以外の筋肉の筋力のバランスは崩れる一方で、こうして右足首を捻挫しやすい状況を自ら作り上げていたんです。
足首を捻挫して、足底筋膜炎になり、暫くほったらかしにされていた足首を、今は集中的に鍛えています。右足首をかばう事はしません。右も左も平等に扱います。
ウエイトを持って片足ずつCalf Raise、体幹スクワット、ウエイトを持ってSingle Leg Hopping、これをローテーションで数セット行います。
このトレーニングをリハビリで始めた頃は、左右の足首の筋力差は顕著なものでしたが、いまでは右足首も左と同じ程に戻っています。
体幹部も強化していますから、干潟のようなグラウンドでゲームをしても、足首を心配する必要はなくなりました。
足首の怪我を心配するあまり余計な負荷と緊張を強いていた、腰やハムストリングスなどの部位も、いまではリラックスして動作する事ができるようになったおかげで、ゲーム後には必ず起こっていた筋肉痛や腰痛も大幅に改善しました。
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