2009年04月18日

脳震盪

今季リーグの開幕戦で、二度も脳震盪を起こしました。

一度目は、相手DFに寄せていったところでクリアボールを顎に食らった時。
一瞬ですが身体の力が抜けて、倒れこんでいました。

相手DFに手を差し出されて起き上がり、自分でラインから出ましたが、ライン際に置いてあった給水ボトルで頭を冷やし、少し落ち着いてから自分の意志で試合に戻りました。

二度目は、ヘディングをしに行った時。
さいわい、相手に直接バッティングされた訳ではなく、間にボールを挟んでの衝撃でしたが、一瞬なにが起こったのか分からないような状況でした。

試合後は、脳震盪よりもむち打ちのほうが心配で、寝るまでの間は暫く首をアイシングしていました。

脳振盪・脳震盪

脳震盪(脳震盪)とは,頭部への急激な衝撃(外力)によって,脳が急激に揺れる衝撃でおこる脳細胞の損傷で,一時的に運動麻痺やしびれを伴います.意識消失がなく15分以内に症状が軽快するものを軽度,症状がなくなるまで15分以上要したものを中度,数秒でも意識消失があれば重度と判断します.  1回目であれば軽度の脳振盪ではその日の競技復帰を許可.中度の脳振盪は当日の運動禁止.医師の診察を要します.少しでも意識消失があれば,重度と考え,特に2分以上の意識消失が見られた場合は医療機関での精密検査が必要です

月曜日、こどもがサッカーの練習中に頭を打ちました。
振り向いた時に相手の頭が側頭部に当ったようでした。
相手の子の耳が当ったと言うことでしたが、当る時の音が聞こえたほどだったので心配しました。

すぐに患部をアイシングしましたが、せっかく頂いたアイスを練習場に置き忘れてしまい、帰りの車の中ではアイシングを行えませんでした。

木曜日には、こどもが休み時間に頭をぶつけたと学校から電話をもらい、迎えに行きました。
ドリブルをしていた時に上級生とぶつかって倒れたとのことで、目の上からこめかみにかけて腫れていました。

念のため持っていったアイスパックでアイシングさせたまま、車で近所の総合病院へ連れて行きました。

受診受付の時間はとっくに過ぎていましたが、脳神経外科の先生が診てくれました。
CTとレントゲンで骨折と内出血が無いことを確認し帰宅しましたが、「脳震盪」という言葉は頭の片隅にしかありませんでした。

セカンド・インパクト・シンドローム(SIS)(二次的衝撃症候群)

損傷の度合いに関わらず,1度目の脳震盪から短期間に2度目の脳震盪を起こすと致死率は50%以上!「セカンドインパクトシンドローム」といってかなり重篤な状態になることがしられています.各スポーツ団体で運動復帰の目安は異なりますが,日本ラグビー協会では,高校生以下の受傷の場合,3週間.日本ボクシングコミッションは試合終了後2週間を経過しなければ次の試合に出場できず,TKO負けの場合はは45日間の出場停止が規定されています.

たしかに「よくあること」なんです。
だけど、「軽い脳震盪」と安易に片づけてはいけないんですね。

サッカーに脳震盪は付きものだ。肘が頭にぶつかる、ヘディングでぶつかりあう、ゴールポストに衝突する、地面に倒れて頭を打つなどのアクシデントは、世界中で毎日起こっている。そして多くの場合、「たかが脳震盪」として見過ごされているのだ。

ということで、しばらくの間こどもは、ヘッドガードをつけて練習に参加させることにしました。

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