2013年09月16日

ドリブルを知らない

サッカーは知っている、パスもできる。そんな小学生たちとコーチとのやり取りを観察していて、気づいたことがあった。

コンドゥクシオン[conducción](運ぶ)とレガテ[regate](突破する)とあるはずなのに、スペイン人のコーチが彼らの動作を「ドリブル」と呼んでいる。

目の前でプレイしている小学生たちのドリブルは、コンドゥクシオンでもレガテでもないということなのかな?

小学生たちのドリブルは、「運ぶ」でも「突破する」でもなく、いわば「移動する」ためのドリブル。

「ボールを運ぶ」という動作にしては、「自分が」の意識が強くて「ボールを」の意識が弱く、「突破する」というほど相手のプレッシャーがあるわけじゃない。シュートができる所までボールを蹴って移動するってな感じ。

PKのキッカーがスポットまでボールを置きに行くような、シュートするためにそれを宣言する動作に似てる。

その動作を繰り返し繰り返し行っているだけだから、とてもサッカーをしているようには見えないよな。

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2008年11月02日

2008.11.02の練習メニューから

Theme:
エアリアル・コントロール
Keyword(s):
踏み込む
  1. Warming up
    • ブラジル体操
    給水
  2. Warming up
    • 3拍子Dribble
    • 3拍子Dribble + サイドステップ
    • 3拍子Dribble + シザース
    • 5拍子Dribble
    • 歩きながら横パス【インサイド】
    • 歩きながらコントロール【インサイド】~横パス【インサイド】
    • 歩きながら横パス【アウトサイド】
    • 歩きながらコントロール【インサイド】~横パス【アウトサイド】
    • 歩きながらコントロール【アウトサイド】~横パス【アウトサイド】
    給水
  3. Ball conduct
    • サイドステップ~ダッシュ~サイドステップ
    • サイドステップ~ダッシュ~バックワード・サイドステップ
    • ジグザグ・ドリブル【インサイド】~ラン・ウイズ・ザ・ボール
      ~ジグザグ・ドリブル【インサイド】~ターン
      ~ジグザグ・ドリブル【インサイド】~ラン・ウイズ・ザ・ボール
      ~ジグザグ・ドリブル【インサイド】
    • 【アウトサイド/1タッチ】
    • 【イン&アウト】
    • 【ダブルカット】
    • 【足裏/外足】【2拍子】
    • 【足裏/外足】【3拍子】
    • 【足裏/内足】【2拍子】
    • 【足裏/内足】【3拍子】
    • 【アウトサイド/2タッチ】
    給水
  4. Aerial control
    • ケンケン~インサイド・ボレー
    • ケンケン~インステップ・ボレー
    • ケンケン~胸トラップ~ボレー
    • インサイド・ボレー~バック・ステップ~インサイド・ボレー
    • インステップ・ボレー~バック・ステップ~インステップ・ボレー
    • ヘディング
    給水
  5. First touch & Passing
    • ワンタッチパス【インサイド】attachment
    • コントロール【インサイド】~パス【インサイド】attachment
    • コントロール【インサイド】~コントロール【アウトサイド】~パス【インサイド】attachment
      HOW TO PLAY
      ボールを迎えに行く
      正面でボールを捉える
      ボールと一緒に動く
      Progressions
      パスはレシーバの手前のゲートの間を通す
      コントロールした方向とは逆の足でパスをする
    給水
  6. Shooting【Circuit training】
    • パス~ラダー~ダッシュ~(パス)~シュート
    • パス~ハードル~ダッシュ~(パス)~シュート
    • 給水
  7. Shooting【1v1】attachment
    HOW TO PLAY
    黄色のマーカからゴール側には入らない
    標的(青色のコーン)に当てれば得点
    正面のゾーンからの得点は2点、他は1点
    シュートがゴールを外れた場合はマイナス2点
    両サイドのPUGGにパスしても良い

    給水
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2006年11月06日

教え合う

先週末の連休は、甥っ子の試合を観戦して、一緒に練習をしてきました。

リフティングが苦手だというので、一時間以上みっちり練習をしましたが、
コツを掴み連続できる回数が増えると、みるみる記録が伸びました。

「コツ」といっても別に大した事じゃありません。
自分と他人とをお互いに比較して、自分に無いところを見つけただけの事です。

で、リフティングが苦手だった甥っ子が、
僕やこどものリフティングを観察して、何を見つけたのか、
何に気づいたのかというと…

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2006年04月17日

サンバで鼻歌

ちょっとボールを追いかけて走っただけで、呼吸が乱れ走れなくなる。
子供や初心者のサッカーをみていると、そんな選手はよくいる。

それが、練習中はいくら走り回っていても平気な顔をしているような選手なのに、試合になると走れなかったりするんだから、不思議だ。

そんな選手を観察していると、そのほとんどは無呼吸で走っている事に気付く。

パスが来て、ドリブルを始めるとすぐに息を止めてしまう。
相手を追いかけている時、呼吸する事を忘れてしまっている。
(「おにごっこ」のときを想像すると解りやすいかも...)

たしかに、50mや100mといった決められた短距離を単発で走るのならば、無呼吸で走ったほうが効率はいいんだろうけど、サッカーの場合は、これから走らなければならない距離が決まっている訳じゃないから、呼吸をしないのは無謀というもの。

休みなくダッシュを続けなければならないような展開になるかもしれないし、走ったり止まったりを繰り返す事だってある。相手ディフェンスにドリブルを阻まれ、ふと思い出して呼吸しはじめても遅い。

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