Top Page コンディショニング 動作トレーニング ラダーとミニハードル

2006年07月14日

ラダーとミニハードル

最初は、ラダーだけ、ミニハードルだけといった単調なトレーニングでした。これらを個別にやっていたのでは、あまりにも単調なので、つなぎ合わせてサーキットにしていた時期もありました。

だけど、「何のためのトレーニングなんだ?」って自問した時に、「やっぱりシュートだよな!」って思いついたので、初心に返り、今では全てがシュートで終わるトレーニングになっています。

このシュートで終わるトレーニングには、ボールを両手で持ちシュートするポイントまで運ぶものと、球出しされたボールをシュートするものとありますが、

ボールを手で運ぶものの目的の一つは、Coordination。

もうひとつの目的は、ドリブルをする時の意識、「ボールを運び、どこに置くかを意識させる」ということです。

球出しされたボールをシュートするというのは、サッカーの練習では当たり前のパターンですが、最初は、こどもの動きに球出しのタイミングを合わせていました。こどもがシュートしやすいだろう場所へ、右(左)足で蹴らなければならないような場所へと、こちら側の意図でボールを蹴り、置いてあげていました。

今は、球出しを先にしています。

こどもは、ボールの行き先をイメージし、どこでどちら側の足で蹴るかを想定し、ワンタッチでシュートできるように自分のタイミングで走り出します。球出しのポイントも、こどもの正面から、側面から、後方からと工夫します。

バックステップからリアクションスタートする時には、球出しは後になります。ラダーやハードルであれば、ボールが蹴り出され転がっていく様子を観てから走り出すことができますが、僕に背を向けてバックステップしてくる時には、そうはいきません。こどもは、僕がボールを蹴る音を聞き、これを合図にステップする方向を前方へと切り替え走り出します。

ラダーとミニハードル、CoordinationSAQといった道具や方法論より、「シュートで終わる」からの発想でよかったんだと思っています。

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