2007年01月09日

技術レベル

最近、日本人のレベルが高いと評価されているように聞くけど、

個人技のレベルが高いというのは、あくまでも動きが止まったときの技術についてであり、
サッカーの全てのプレイは動きの中で行われるものであるが、その動きの中での技術はまだまだレベルが低い。

監督はインタビューの中で話している。

通訳を介して訳されたを、僕が記録し要約してここに書き写しているので、断片的な情報だけどね。また、

動きが止まったときの技術=「静的な技術」は、簡単。

だとも言っていた。

「とりかご」なんて言われるボールポゼッションの練習をしているときも、NTCでこの練習をしている選手たちを観ていたときも感じた事だけど、

なんで同じ場所にじっとしていてボールが来るのを待っているんだろう?
慌ただしく動き回っているのは、輪の中にいてボールを奪おうとしている選手だけ。

日本人が「ボールポゼッション」に対して持つイメージって、こんなもんなのかな?

ファーストタッチで動き出すとか、仲間がパスしやすい場所へ動いてあげるとか、してはいけないんだと勘違いしているのかな?

パスの練習にしたって、相手のいる所へいかに正確にボールを運べるかってな部分だけを問題にしていて、相手の動きや、パスをした後の動きまでは問題にしない。

誰のための練習なのか、練習の目的が何なのか、どこかぼやけてしまっている。

日本人が、「動的な技術」を苦手としている訳じゃないと思うし、「静的な技術」と同じ程のレベルに到達できない訳でもないだろう。

サッカーってなんだとか、サッカーの技術ってなんだって部分で、なんだか大きなをしているんじゃないかな?

NTCの練習を見学しているときに、あるコーチが言われていた、

サッカー選手かもしれないけど、アスリートじゃない

って言うのは、そんなところにも理由があるんじゃないかな?

「静的な技術」を軽視しろと言っている訳じゃないし、単純に「動的な技術」を追い求めてもダメなんだと思うな。

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