歩く過程で蹴る
3拍子ドリブルは、歩いたり走ったりする動作そのままに、その過程でボールを進行方向へ蹴り出し続けるのだが、
この練習は、ゴールポストの間隔ほどに離れ、並んで歩きながら、蹴る事を意識しない自然な歩く動作の過程で、横を歩く仲間にパスをする。
どちらも、ボールを蹴る事を意識しない動作の中でちゃんとボールを蹴るというところがミソ。
3拍子ドリブルではシンコペーションをするために、タメをつくったりする事はあるが、踏み込む事はしない。というより、踏み込んで蹴る事はできない。
この横パスの練習でも同様に、踏み込む事はない。
昨日、フォームが崩れてしまった僕のインサイドキックを見直してみたときに、その原因もやはり「踏み込み」にあるんじゃないかと気づいた。
一昨年前の今頃、昨日のようにインサイドキックのフォームが崩れたときには、踏み込んだ時には蹴っていると書いたけど、今回は、「踏み込んではいないんじゃないか?」って思ったんだ。
鏡の前でインサイドキックの素振りを繰り返しているときに、「踏み込む」という意識ではなく、「身体を前方に移動させる」と意識したほうが、うまくいく事に気づいた。
そういえば、こどもと二人でインサイドキックの練習をしているときも、「踏み込め」と言ったときより、「ボールに寄って来い」「そのまま走り抜けろ」と言ったときの方が、いいフォームでいいキックができている。
「踏み込み」を妄信してはいけない。
今まで「踏み込む」ために必要だと思って作っていたボールとの間隔は、「走り抜ける」予備動作をするために必要だったんだな。
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