2006年10月31日

ルーツは路地遊び

「この練習楽しそうに見えるけど、大変なんだよ。 お父さん一回やってみな」

息こそ切らしてはいないけど、かなり効いているみたいだ。特にハードルもリングも、立ち止まることなく跳び続けなければいけないから、足腰には良いエクササイズになっているはず。

「じゃあ、一回だけね」と返事をして、こどもがやっていたサーキットトレーニングの最初の4ステーションだけやってみた。

長方形の中心にいるこどもにボールをパスしたらすぐにラダーをステップ、
こどもとパス交換をして5個のミニハードルを両足ジャンプ、
こどもからパスを受け6個のマーカの間をドリブル、
こどもにボールをパスして12個置いてあるリングをケンケンで走り抜ける。

確かに大変だ。だけど面白い。(僕は息が切れた)

こどもはこれを右回りと左回りで行っているから、合計24ステーション。
パス交換もカウントすると倍の48ステーションも行っていることになる。

だけど、10分程度の短時間で終わってしまうから集中して楽しんでいるようにも見える。

ブラジル・サッカーのフィジカル・トレーニングには、

サッカー選手のオールラウンドな体力向上には最も適したトレーニング法。
本来のねらいは全身持久力や筋持久力、スピード、パワーなどの持久力を高めるところにある。

と書かれていた。

この本ではピッチ全体をつかうようなトレーニングが紹介されているけど、こどもだったらペナルティボックスぐらいのサイズで充分。

ピッチ全体を見渡すのは大変だけど、これぐらいのサイズならこどもの表情や息づかいも観察できる。

遊んでいる間にトレーニングができちゃうんだから、面白くないはずはないよね。

子供の頃、路地で遊んでいたときのことを思い出すな。
蝋石で地面に線を引くだけで、楽しい遊びがいっぱいできたっけな。

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