ボディーコンタクトを受けないサッカー
日本にはボール回しがある。向こうがボール支配率55%のときでも、相手陣地でいいパス回しが何度かできるかもしれない。相手のボディーコンタクトを受けないようにしながら、ゴールまで行くようなプレーをすればどこを相手にしてもやれる
これは、ワールドカップの組み合わせ決定について、中村俊輔がコメントした内容の一部なんだけど、
代表監督がオシムになった事だし、もう一度考えてみようと思った。
特に、
相手のボディーコンタクトを受けないようにしながら
という部分。
以前受講した指導者講習会では、外国人インストラクターがボディーコンタクトを想定したボール保持を強調していた。イングランドのサッカーなら当たり前なんだろうけど、日本人には「?」だなって思った。
日本人がいくら頑張っても、イングランドやドイツのサッカーはできない。体格の差やサッカーの考え方は、ちょっとやそっとでは変らない。
だから、日本人のサッカースタイルは、俊輔が言うとおり、「ボディーコンタクトを受けない」サッカーだと思う。
ボディーコンタクトを受けず、短時間でゴールまでボールを運ぶためには、スピードと正確なボールコントロールが必要なはず。
日本人には敏捷性を活かしたスピードがある。
後は、これを生かすためのボールコントロールなんだな、やっぱり。
しかし、ディフェンスではどうなんだろうか?
ボディーコンタクトをせずに、ボールを奪う=(イコール)インターセプト。
インターセプトをするために、グループでボールを奪いにいく訳だな。
グループ戦術も日本が誇れる数少ない特徴だよね。
問題はリスタートからのディフェンス。
ボディーコンタクト無しで、ゴール前に放り込まれたボールを奪うのは難しい。
ゴールキーパーに頼る部分が大きいんだろうな。
トリニダード・トバゴとの試合は、
ボールコントロール、インターセプト、ゴールキーパー
の3つで観てみようかな。
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