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2006年07月28日

ボディーコンタクトを受けないサッカー

日本にはボール回しがある。向こうがボール支配率55%のときでも、相手陣地でいいパス回しが何度かできるかもしれない。相手のボディーコンタクトを受けないようにしながら、ゴールまで行くようなプレーをすればどこを相手にしてもやれる

これは、ワールドカップの組み合わせ決定について、中村俊輔がコメントした内容の一部なんだけど、

代表監督がオシムになった事だし、もう一度考えてみようと思った。

特に、

相手のボディーコンタクトを受けないようにしながら

という部分。

以前受講した指導者講習会では、外国人インストラクターがボディーコンタクトを想定したボール保持を強調していた。イングランドのサッカーなら当たり前なんだろうけど、日本人には「?」だなって思った。

日本人がいくら頑張っても、イングランドやドイツのサッカーはできない。体格の差やサッカーの考え方は、ちょっとやそっとでは変らない。

だから、日本人のサッカースタイルは、俊輔が言うとおり、「ボディーコンタクトを受けない」サッカーだと思う。

ボディーコンタクトを受けず、短時間でゴールまでボールを運ぶためには、スピードと正確なボールコントロールが必要なはず。

日本人には敏捷性を活かしたスピードがある。
後は、これを生かすためのボールコントロールなんだな、やっぱり。

しかし、ディフェンスではどうなんだろうか?

ボディーコンタクトをせずに、ボールを奪う=(イコール)インターセプト。
インターセプトをするために、グループでボールを奪いにいく訳だな。
グループ戦術も日本が誇れる数少ない特徴だよね。

問題はリスタートからのディフェンス。
ボディーコンタクト無しで、ゴール前に放り込まれたボールを奪うのは難しい。

ゴールキーパーに頼る部分が大きいんだろうな。

トリニダード・トバゴとの試合は、
ボールコントロール、インターセプト、ゴールキーパー
の3つで観てみようかな。

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» AFCアジアカップ予選 対イエメン from footbrain

考えながら走る。 だけど、ボールを持って考えているようじゃ駄目なんだね。

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