「次」を考える
スペースを作る事について考えてきたら、ファーストタッチについて考えさせられていた。
でも、サッカーってそんなものなんじゃないかな。
意思表示が問題解決の糸口だとすると、思い当たることがある。
以前、高校生の試合を観戦しにいったとき、応援していたチームの動きがとてもぎこちなく見えた事があった。
選手がパスを受けるたびに、壊れたDVDを見ているときのように全体の動きが一瞬止まってしまうのだが、これはすぐに原因が解った。
近づかない僕にとっては、
遠ざからない理由は、一般的な近づく理由とイコールなのか?
ボールを保持している味方が、
次に何をしていいのか迷っているようだから、
自分に気づいていないようだから、
どうにかしてあげたいから、
近づくんだろうか?
では、ボールを持っている味方に、僕が近づかないのは何故なんだろうか?
近づかないと言うより、遠ざからない理由なら確かにある。
味方が明らかにパスを出せない状況にあるから、
味方がボールを取られて抜かれた場合、フォローするから、
味方が何をしようとしているのか解らない(判らない)から…(!)
味方がボールを持った時、近づいていくタイプと遠ざかっていくタイプに分けるとすると、僕は間違いなく遠ざかっていくタイプ。
なんで遠ざかっていくのかと考えれば、
相手のゴールの近くでパスをもらいたいから、
できるだけ敵のいないところでパスをもらいたいから、
できるだけ自分が動いている時にパスが欲しいから…
「英国発欧州フットボール事情」を読んで、納得した。
以前から気づいてはいたけど、やっと確信できた。
試合中に、「味方が近くにいっぱいいる」って感じる事がある。
そして、そう感じる時はいつも、いい試合ができていない。
球威のある球を蹴るための要素にはもう一つ「スピード」があるんだけど、
これは前に書いた踏み込む「力」と合わせて「瞬発力」といった方が解りやすいと思う。
踏み込んだ時の瞬発力を、高く跳ぶためにでも遠くへ跳ぶためにでもなく、
移動するスピードを生むために注ぎ込む、
走り幅跳びよりも短距離のスタートを想像してもらえば解ってもらえるだろうか。
ボールを追って地面から離れている足は、どこにいつ着地するのか?
これは、まずどのくらいの球威の球を蹴るのかで決まり、
球威は踏み込む際の力加減で決まるから、
どこにいつ着地するかは踏み込みの加減で決まる。
子供にサッカーを、特に蹴り方を教える時に気づく事だけど、彼等はボールを蹴る事つまり蹴り足だけを意識してしまうから、
蹴り足だけがボールを追いかけている。
ボールを正面から受けられる場合はあまり問題はないが、受ける球が左右に振れてしまうと大きく股を開いて蹴り足がボールを追いかける事になる。
これでは、インサイドキックはきちんとできない。
だから、立ち足でボールを追いかける事を最初に覚えさせる。
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