∨ Descend « First ‹ Prev 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 Next › Last » Ascend ∧

2007年02月25日

流行りですか?

グリッドの中で、子供たちがドリブルをしている。
そこへコーチが声をかける。

「広いほうへ」
「広いほうへドリブルしよう」

指導者講習会で、僕ら指導者が選手役をしていたときにも、
インストラクターは僕らに向かって同じ言葉を投げかけていた。

でも、どうして「広いほう」なんだろう?

ミニゲームをしている子供たち、
ドリブルを始めた子供に向かっても、コーチはやっぱり同じ言葉を投げかける。

「広いほうへドリブルしよう」

素直なその子供は、とても大きなスペースを見つけ、
ハーフウエイラインと平行に逆サイドに向かってドリブルを始めた。

だけど、これでいいのか??
ドリブルの目的はなんだ?

続きを読む »

2007年02月05日

考える練習をしよう

考える練習をしよう

考える練習をしよう (子どものためのライフ・スタイル)
著者: マリリン・バーンズ
翻訳: 左京 久代
出版社: 晶文社
発売日: 1985/03
ほかにもあります
きみも音楽家になれる
カラダにいいものを食べよう
自然と友だちになるには

発明家は子ども! どうしてかわかる? あたまをひねろう! やっとわかったぞ!

僕が小学生の頃は、「なぞなぞの本」が愛読書だった。
分厚いその本を何度も何度も読み返して、科学にはまった。

科学の本を読み始めたら、科学者になりたいと思うようになり、
「どうしたら科学者になれるんだろう?」って、科学者の伝記を読むようになった。

「忘れん坊」の科学者の話を読んで「僕と一緒だ!」って安心してみたり、
人間味のある科学者の存在が、科学をより身近に感じさせてくれたりもした。

あの頃は自分で実験道具を作り出しては、机の上で実験を繰り返していたっけな。
ひょっとすると、今も同じ事をしているのかもしれない。

続きを読む »

2007年01月29日

ゆとり

こどもが通う小学校のマラソン大会に向けたトレーニングのつもりで、
夕方二人で近所の公園を走り始めたんだけど、
大会が終わった今でもこれを続けている。

始めたばかりの頃は、マラソン大会って目標があったから熱心に走っていたのに、
大会が終わってしまうとやる気が落ち込んでしまったようで、
「今日は何周走るの?5周でいい??」てな感じ。

少し工夫が必要かなって思って、
「おとうさんが走っている間に、追いついてごらん。何周で追いつくかな?」
なんて言ってみたけど、こどもが僕に追いつく事は無く、
ヨタヨタと前を走っているこどもに僕が追いついてはハッパをかける始末。

続きを読む »

2007年01月26日

「体罰」の理由

僕が小学生だった頃の話です。
体育着に着替えた僕らは体育館にいました。
何列かに整列させられ、先生が赤い顔をして何か訳の解らない言葉を話していました。
「あまったれている」とか「根性が」とか「気にくわない」とか、
「たたき直す」なんて言葉も言っていたような気がします。

その先生は、大きな声で「手を挙げろ」と僕らを怒鳴りつけました。
体育館にいる僕らみんなは、一斉に手を挙げましたが、
「いいと言うまで下ろすな」とも言われました。

僕は何故手を挙げ続けなければいけないのかを先生に聞きたいと思いましたが、
そんな事が許されるような雰囲気ではありませんでした。

ベソをかき始めた女子もいました。

その理不尽な姿勢を続けさせられた記憶だけが残っています。
続きを読む »

2007年01月23日

「へたくそ」の理由

チームやグループで練習をすれば、「あの子は僕よりもうまい」とか、「僕はあの子よりうまい」と見て取る事ができます。

じょうずだなって思った仲間や上級生のプレイを手本にする事も、「いつかあんなことができるようになりたいな」なんて、身近な目標を見つける事もできるでしょう。

「うまくなりたい」って気持ちがあれば、自分に足りないものを見つける事もできるはずです。

続きを読む »

2006年12月13日

旅をさせる

こどもと二人で居間でで寛いでいたりすると、僕の膝に上ってくる。
小さかった頃は、僕の膝に座って、僕のおなかの上で寝ていたっけ。

小学生になってから、やらなかった事なのにどうしたんだろ?

自分の部屋で一人で寝るようになったからだね、きっと。

一人で寝るようになって、ちょっと寂しい思いを味わっているから、人の温もりが恋しいのかな。

12月だっていうのに、一日中ランニングシャツに短パンで過ごしているから、身体が冷えちゃうって訳じゃないよな。

続きを読む »

2006年12月09日

叱る

「最初が肝心」とばかり、こどもがまだ小さい頃から厳しく叱ってきました。

だから、保育園に通っている頃のこどもはいっぱい叱られました。
叱られて直すことができれば、当然叱られる数は減ってきます。

小学生になって叱られる事が少なくなったこどもは、叱られない立場になったと勘違いしています。

「叱られなくなった」のは、僕にしてみれば「普通になった」、いわば「当たり前になった」だけの事なのですが、こどもは「(なにを)やっても良くなったんだ」と誤解していたようです。

続きを読む »

2006年09月22日

ユニバーサルデザイン

サッカーをしていると、「利き脚はどっち?」って真顔で聞かれる事がある。

以前は「両方」なんて答えていたけど、その度に「ホントカヨ?」ってな顔をされてしまうので、「細かいタッチなら左足かな」って答えておく。

「じゃあ右足は?」って聞かれたら、「普通に蹴れるよ」って答える。
「左利きなんだ?」って言われたら、「違うよ」って言っておく。

正直言って、サッカーやってて利き脚なんて意識した事は無い。
「ヘエ、スゴイジャン」なんて言われても、「そうかな?」って思う。
どっちの足も抜群に上手いって訳じゃないからね。それなりで充分。

走り幅跳びも走り高跳びも、左足で踏み切るけど、歩く時も走る時も泳ぐ時も、左右を意識した事はない。(クロールの息継ぎは左でしかできないけど…)

続きを読む »

2006年07月20日

木曜日はサッカースクールで、土曜日は親子で球蹴り。

こどもにとってはどちらも同じサッカー。
だけど、どちらも同じって訳じゃないから、
それぞれの目的をはっきりとこどもに伝えている。
続きを読む »

2006年07月15日

雷雨

山男の勘は鈍ってはいなかったようだ。

午前中はさわやかに晴れていて、布団を干して早めに取り込んでおいた。
午後、練習の時間近くになって雲行きが怪しくなってきた。

一時間後には降り出すだろうなと思って、いつもより早めに家を出た。

この時すでに遠くで雷の音がしていた。

雨が降りそうだからといって、ウオーミングアップに手抜きはしない。
だけど、そのアップが終わった頃にはポツポツと落ち始めていた。
続きを読む »
∨ Descend « First ‹ Prev 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 Next › Last » Ascend ∧